マスター編・4 だから、あの女を抱く。 伯父貴の後妻、富美香。 いいカラダしてるんだ、こいつが。おまけにスキモノときてる。そして野心家だ。 20歳で伯父の愛人になり、娘を産んだ。澄華の下の妹の彩華だ。そして、そのことを盾にとって妻の座に落ち着いた。元は秘書だと言っていたが、仕事してたのかナニしてたのか分からない女だが、その美貌と身体で伯父貴に取り入った、ある意味優秀な女だ。 16歳で恋の終わりを突きつけられた俺は、散々遊び回りグレかけたりもした。苛立つ気持ちと性衝動は、女をこまして突っ込んでなければ気が済まなかった。澄華じゃなきゃいくらヤッても充足感など味わえないのに…。 そんな俺の狂気にも似たオスの匂いをかぎつけたのか、富美香は自分から誘ってきた。 たいしたもんだったよ。その身体も、性技も。 あんなにイカされて、いいようにされたのは初めてだった。 俺は溺れたさ、そして、徐々に逆転していった。 いつの間にかイカされるんじゃなくてイカしまくる方に、哀願するのではなくされる方になっていた。 今なら、どこでだって俺に股を開くいい排泄口だ。 伯父貴の家の片隅でも、トイレでも、出先の車の中でも、どこでだって俺のモノを銜えて喜んでやがる。 目的を果たしたから、もう子供を産むのが嫌だと勝手に避妊リングを入れてるのを伯父貴もしらないんじゃないか? だから、いつでもどこでも無茶苦茶に抱いてもいいんだ。それをこの女は喜ぶんだからな。 普通じゃない回数や激しさ、モノの大きさで満足するのだそうだ。 いや、言い換えるなら、もう俺か伯父貴じゃないと満足しないんだと。 似すぎてる俺と伯父貴のことも、寝てみて確信を持ったなんて言いやがる。強いところも一緒だと。 若い分、回数楽しめる分、しょっちゅう俺の方を誘ってくるがな。 今日だってそうだ。 急に伯父貴が帰ってしまい、俺が送ることになったが、食事はもちろんキャンセルだ。 他の場所にしたと言えばいい話で、そのままホテルにしけ込んだ。 「ちょうどしたかったの。」 「嘘言え、一緒に来るってことは、昨晩たっぷり可愛がってもらったんだろ?」 「妬いてるの?」 「まさか、兄貴達が来てたんだよ…」 富美香も俺と澄華の関係を知っていた。だから必然的に別れた理由も知っている。 「ねえ、溜まってるの?」 「まさか、他にも女はいるんだ。」 「あの子は…?」 「あの子?」 「連れてきてたでしょ?」 「あれはメイドだよ。今日から家のことをやってくれるらしい。まあ、俺は滅多に帰らないから関係ないがね。」 「そう、じゃあ、はやく、して、もう…ほらぁ」 開いた下肢はどろどろだった。 ホテルの部屋に入ってすぐに抱え上げて突き上げた。そのままのスタイルで部屋を闊歩する。 「あんっ、はぁあぁ!奥いいのぉ、苦しくていいっ、ああぁぁん…」 激しくしてやればするほど喜ぶ身体だ。俺は突き上げて乱れさせたあと、ベッドでよがり狂うほど攻め立てた。イッてる最中まで突き上げていたら最後、富美香の意識は戻って来なくなった。ホテルじゃないと抱けないほどデカイ声だすし、涎も失禁も有りってヤツだ。 そうして愛撫もなしで、ひたすら腰で攻め続けて2時間、俺の倍以上イキまくった富美香はぼろぼろになってシーツの上でだらしなく伸びていた。 「おい、さっさと用意しないとおいてくぞ。」 「…ん…帰るの?」 「約束、忘れてたんだ。さっさとしろ、帰るぞ。」 急いでシャワーを浴びて身繕いを済ませた富美香を藤沢の本家へ送り届けると俺は自宅へと向かった。 行為の後、煙草に火をつけようとして気がついた。野良のことを… 親父と約束していたから、忘れてたじゃすまないだろう。戻って野良に屋敷のことを教えるから言ったことを…それに、アイツも初めての家じゃ一人じゃ心細いだろうって、なぜかそう思ったんだ。 |
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<注意>こちらはハウスメイド・メイド編の試し読み版です。 8話まで読めますがそれ以降は電脳アルファポリスで有料になることをご了承下さい。 |
久石ケイ |