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先生とあたし
10.裸体
「やぁあっ、んっ、せんせ...」
腕の中の少女が初めての快感に打ち震える。
その声、表情、どれもが予想以上に自分を煽る...
耐えられるだろうか?
だがそれが自分の出した答えだ。あのまま、キスだけで済ますことも、自分から遠ざけることも出来たのに、いずれの手段も選ばなかったのは自分だ。
「シテもいいのに...」
またそんな決意の鈍るようなことを言ってくれるよ、この子は。
男がどれほどの強い意志でこんな苦行を選んだと思ってる?いや、触れられる喜びはそれにも増すからなのだが。
依里子の身体に触れて、強く望んでることを伝えるだけで彼女が安心するならば、いくらでも耐えようと思える。
ご褒美は彼女の身体を堪能することで貰えるだろうし。
予定を変更して部屋に戻って、すぐに我慢出来ずに依里子を引き寄せた。暑い、蒸した部屋の中で無性に彼女を汚したくなった。温度で依里子の匂いが甘くまとわりついて私を狂わせるのだ。微かに甘い少女の香り。
興奮した腰を彼女に押しつける。今までは出来るだけ腰を引いていた。彼女を怖がらせたくなかったから。だけどもう隠さない。キスも奪うような激しいモノになっていっても止めない。
自分で理由を付けたかっただけかも知れない。彼女の不安などただの口実で、本当はずっとこうしたかっただけかも知れない。
欲しい...
依里子が欲しい、抱きたい。
その欲望は飢えて身体が震えだしそうなほどだった。
「動くのが怖いな。」
そう口にしてしまうほど、キスと抱き合うだけで、身体は痺れるほどの高まりを感じていた。こんな、ガキのような興奮に戸惑いながら、深呼吸で納めようと必死になったが、無駄のようだった。
仕方なくシャワーを浴びる。
外から帰ってきたことを理由にだが、こんなままでは依里子に何をするか、自分が怖かったから、そうせざるを得なかった。
「くっ...」
高ぶる己を自らの手で鎮めて、シャワーで流す。
さきほど、一緒に入ろうかと声をかけた時の慌てよう。そうしたいが、すぐには無理そうだ。そう、いっそのこと旅行でもいけば、キレイなホテルならば気分が変わるだろうか?
いや、依里子は嘘をつくのが下手な子だ。姉の目もあるだろうから、あまり可哀想な思いはさせたくない。だとしたら日帰りか?日帰りで普通のホテルは無いだろうし、どこにでも行ける二人ではない。
依里子がシャワーを浴びている間に調べてみた。
結構あるものだな。キレイなラブホテルというモノが。
「あぁ...や、だめっ」
シャワーを浴びてさらさらの素肌に指を這わせ、イクことすら知らない彼女にそれを教え込む。今教えてどうする?だが、快感を覚えた彼女を楽にしてやるにはコレしかない。ずっと、あの濡れた視線で発情されていてはコチラも持たないだろうから。
上目遣いに理性の糸が切れたのは認める。ソファに座ったまま、依里子の身体をまさぐり、半脱ぎの状態で、胸の先と下腹部の敏感な芽を刺激すると、しっとりと濡れていた。先ほどの余韻もあるのだろう。
上気して荒い息を吐き始めた依里子を強く抱きしめ、一層追い立てはじめた。
「イカセテあげるから...」
「え?や、あああっ...!!」
敢えて身体の中には触れずに、外に剥き出した粘膜と敏感な突起だけを刺激しながら耳元に何度も囁く。彼女の名前を呼び、好きだと口にして、首筋に舌を這わせて、あいた手で胸の先をつまみ上げる。自分の快感をどう解放していいかわからなかった彼女を追いつめて昇らせることは少し時間がかかったが、一度鎮めたおかげで自分自身はなんとか焦らなくても済んだ。
だが興奮していないわけではない。
初めて登り詰めた彼女は、ぐったりとしながらも身体をひくつくように震わせていた。今、彼女の中に身体を埋めれば、最高の快楽が待っているだろう。だが、その思いを留めてゆっくりと彼女を抱きしめて安心させてやる。
「せんせ...」
上気したその顔を見ていると、また止まらなくなりそうになる。余裕のない時は手を出すとヤバそうだと警鐘が鳴る。
こんなことを続けていれば自分を追いつめることになるのもわかっている。だが、それがわかっていながら、余裕なく手を出している自分がいた。
勉強のご褒美?そんなもの、自分への言い訳に過ぎなかった。自分の手で感じる女の部分を確認して安心したいのだ。教え子で、少女の風貌した彼女も女なんだと。自分が手に入れても構わない存在なのだと思いたかった。
「お盆休みがあるんだが...」
世間がお盆休みに入ってから、依里子にそう告げた。
今年は実家に帰るのをやめたので、少しだけ余裕が出来た。そんなに遠くない実家だが、今は兄夫婦が居るし、帰っても甥っ子に小遣いをせがまれるぐらいだ。それならば依里子とゆっくり出かけたかった。わざとお盆休みの宿直を買って出て、その後にゆっくり休もうと連休をもらった。
「実家に帰らずに、ずっとこっちにいるつもりなんだ。朝から来れないか?どこかに出掛けよう。」
「いいんですか?」
朝から一緒と言うことはあまり無かったから、嬉しそうに笑う依里子の笑顔が眩しかった。
「ああ、泊まりに行ければ一番いいんだが、依里子に嘘をつかせたくないから、外泊はしない。たいしたところにも連れて行ってやれないがずっと一緒に居ることが出来るから...だから朝から、おいで。」
私の思惑も知らずに、依里子が喜ぶ。男が考える休日の過ごし方など、大きな顔をして出歩けないことをいいことに、彼女が喜ぶような所にはまだ一度も行ったことがない。いつか、堂々と連れて行ってやりたい場所はたくさんある。だが、今は無理しないほうがいい。依里子も受験を控えているのだから、問題は最小限に抑えた方がいいのだ。と、これは自分に対する言い訳でもある。
「おはようございます。どこに行くんですか?」
「取りあえず、いつものコースかな。」
そう答えて車を走らせる。平日に取った連休の初日、助手席の彼女は嬉しそうだ。久しぶりにまるまる一日一緒に過ごせる事への期待、彼女は今日だけ勉強道具を置いてきた。いつも見る風景に安心したような依里子の表情に少しだけ罪悪感。
いつものドライブコースにソレはある。ドライブして、いつもの展望台近くのレストランでランチを取って、今日は展望台へ回らずそのまま車でドライブコースに戻る。しばらくして、一本道を逸れるとモダンな建物に近づく。
いわゆる今風のラブホテル。
この後、どこに連れて行くかなんて言ってなかったから、彼女も少し驚いてるようだった。戸惑う彼女をそっと引き寄せて部屋を選んでさっさと移動する。こんなところの入り口でモタモタしているモノではない。まだ早い時間なのでどれでも選べたから、下調べした部屋を選んだ。
ココまでスル理由、恥ずかしくて依里子には直接言えなかった。
彼女を喜ばせたいのもゆっくりしたいのも勿論あるが、場所を変えて、女の子が喜びそうな場所で、依里子が見たかったから...
はっきり言おう、彼女の全てが見たいから、だ。
私の部屋も普通のアパートで、マンションと言うほどでもなくてもこぎれいなものだ。だが、隣近所の手前もあるし、広くもない。ロマンチックでもない。
ココなら、彼女もお姫様気分になれるかなと考えたんだ。
「はぁ、緊張しましたね。」
部屋に入って少しだけ依里子が肩の力を抜いたのがわかった。
「私もだ。こんな所はあまり入ったことがないからな。」
見回す部屋の中は意外に明るい。天井や窓から日射しが入ってきて、ココがラブホテルだなんて言わなければそう思えないだろう。山の中のホテルならではだろうか?車でしか来れないが、人気があるのだとHPに書いてあった。中二階があってそちらにまでベットがある。部屋全体は淡い色の木の作りで、依里子が好きそうだなと思った。
「すごくキレイ、この部屋、素敵ですね。」
ラブホテルだとわかっているのか居ないのか、まあ、それは聞かなくてもわかる。
私は上着を脱いで早速バスルームの準備をした。まあ、コレがメインだ。
「ここは若い女性に人気があると聞いてたんだが、すごいな、まるで山の中の別荘か山荘の一室のようだな。」
「そうですね、避暑地に遊びに来てるみたいですね。お泊まりじゃないのが寂しいな。」
一通り見回って私の元に戻って来た彼女をゆっくりと引き寄せ、覗き込んで問いかける。
「...どうしてココに来たと思う?」
「えっと...お休みだから、ですか?」
色々考えてから依里子が答える。
「一応先生と生徒だから、そんなに堂々と歩き回れないし、もしもがあるから、人目のある行楽施設にも行けないし、暑いから長時間外も車も疲れるし、えっと、それから...」
その髪にそっとキスを落とす。
「依里子と、気分を変えて二人っきりになりたかったんだ。」
「いつも二人っきりだと思いますが?」
きょとんとした顔で答える。
「私の部屋でかい?それとも教務室で?どっちにしても、あまり、その、綺麗では無いだろう?」
「でも、ちゃんと掃除してありますよ?」
当たり前だ。依里子が来る限り変なモノは置けないし、ちゃんと掃除もしてる。シーツだってその日の朝に替えているし、布団だってマメに干したりしているつもりだ。
「そうか?でもな、新学期が始まったら依里子も受験勉強で今以上に忙しくなるだろう?だから、夏の思い出というか、我慢してる私にご褒美が欲しいと思ってね。」
「ご褒美?先生にですか?」
「依里子と一緒に入りたくてね。」
指さす方向をみて彼女が真っ赤になるのがわかる。
「お、お風呂ですか??」
「ああ、ココのお風呂は、外の景色が見れてキレイらしいんだ。マジックミラーで外からは見えないそうだから安心して入れる露天風呂気分だと、かいてあった。」
「でもあの...」
「本当はもっといいところに連れていってやりたいんだけどな。そうも行かない。かといってこんな場所じゃ本末転倒なのもわかってるが、今は依里子と一緒に居たいし、おまえの全てが見たい。触れたい、それが今の私の一番の望みだって言ったら笑うか?卒業したら連れていってやりたいところは色々あるよ。今はそんな贅沢言ってられないけれどもな。だから卒業合格したらすごいご褒美がまってると思いなさい。それまで我慢する私の願いは聞いて貰えないか?大丈夫、何もしないから。」
でも触る癖にと、可愛らしく言い返されてしまったが、それは確かだ。
「早速だけど脱がせてもいいか?」
「こ、ここで??いまからですか?あの、自分で脱いできます!」
着いたばかりだから、緊張してるのか...しかしココで他のことをする理由もないし、これは私へのご褒美なのだから。
「こういうとこには、バスルームに脱衣所なんてないよ?」
部屋からもバスルームが半分以上見えるので、それはすぐに理解出来たらしい。
どうしようかと焦っている依里子を引き寄せると、真っ赤になりながらもキスを待つ可愛らしい表情。その従順な仕草の彼女にゆっくりと顔を近付け、唇を塞ぐ。すぐに薄く開いたその隙間から舌を差し込み彼女を追いつめていく。
キスをしながら、依里子のブラウスのボタンを外し、自らも脱ごうとして少し身体を離すと、すぐさま依里子が一歩後退った。
「あの、先に入ってて貰えませんか?あ、あとから...入りますから。」
怖がって入ってこないかも知れない。それだけは覚悟して、わかったと出来るだけ優しく微笑んで先にバスルームに向かった。
期待で半分以上勃ち上がっている男性自身をタオルで隠して、湯船に浸かって待つこと数分。湯気の向こうに依里子が立っているのがわかった。眼鏡を外してしまったのでよくは見えないが、だんだんと近づいてくるのがわかる。
「先生、あっち向いててください...」
恥ずかしそうなその声に、見たい心を押さえつけて顔をそらしてわかったと返事すして窓の方に視線を逃がす。だが、窓に映る依里子の白く細い肢体に思わず息を呑んだ。
湯をかける音がした後、湯船に入ってくるのがわかったが、すぐには振り向けなかった。私はガラスに映った彼女の裸体に目を奪われ、想像していた以上の高ぶりを見せてしまっていた。
まるで、10代の少年のような己の反応に焦ってしまった。
「先生?」
そっと縋るように私の腕に触れる彼女の指に身体が震える。
「見ても、いいか?」
「あ、はい...」
透明の湯船に隠しきれない、若い弾けるようなその身体に視線が張り付く。
「せんせい、やだ、そんな...じっと見ないで?」
「見てはイヤか?」
その肌にそっと触れる。湯の滑りだけでない、何度も衣服の下に手を忍ばせて触れた肌の滑らかさ。
自分の前に座らせて、その背からしっかりと抱きしめる。埋めた首筋に何度もキスを落とす。
「綺麗だな、依里子の肌...」
「先生、手が...」
後ろから思う存分手を這わせ彼女を可愛がる。
肩先も、指の先も、湯から姿を現す胸の先にも、ソコから、滑らせて彼女の秘所にも指を這わせる。久しぶりにその中に少しだけ指を埋める。湯ではない別の暖かい液体が指を濡らす。
「ああん...やぁ、せんせ...そこ、だめ...」
「お湯じゃないね、ちゃんと濡れてきているよ?」
それが嬉しくて、何度も擦りあげて彼女に教えた。
だけどもっとソコに触れたい、その中の熱くなった襞の感触をも味わいたい。
「依里子、そこに座って。」
湯からあげて、バスタブの端に座らせると、依里子は窓ガラスに背を預けることになる。私は逃げられないよう、ソコに彼女を押しつけながら、ゆっくりと彼女の膝を開いていった。
「やっ、恥ずかしいです...」
そのまま顔を脚の付け根に埋め、濡れたソコに口づける。
「やだ、先生っ!汚いよ、先生!」
「ん?依里子のここは綺麗だよ。」
縦にざらりと舐めあげる。何度も何度も...
「だって、あっ...あんっ」
「いい声だね。」
バスルームに彼女の女の声が響く。
「や、はぁ...ん」
何度も、剥き出した芽にも舌を這わせ吸い付く。
「ひゃんっ、そ、そこだめぇ!やっ、また、おかしくなるからっ!やだっ...」
瞳に涙すら溜めてその襲い来る快感に震える依里子を湯に降ろし、抱きしめてキスを落として落ち着かせる。
自分のモノにしているような喜び、己の高ぶりを無視しても価値のある瞬間だった。その声と表情だけで自ら果ててしまいそうになるほどの充実感もあった。彼女に気付かせないようにするが、バスルームではタオル一枚でしか隠せないのは誤算だった。まだいきり勃った男性自身を見せるには早い気もした。
「依里子のココは敏感になったね...コレで中を教えたらどうなるんだろう?」
「な、か?」
「ああ、まだ早いかと...いや、早くはないか。だけど、ソレを教えてしまったら私が我慢出来なくなるだろうな...」
歯止めの効かなくなる前に、依里子を立たせてバスルームからでた。
日はまだ高い。
時間はたっぷりある。
どこまでやるつもりなのか?自分で問いかけながらも、裸身の彼女を手に入れられた喜びを再び噛みしめた。
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どこまでやるんでしょう?知りません(涙)先生勝手に突っ走ってます〜〜
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