俺の初恋の女の子は隣のおねーさんだった。 5つ上の槇乃さん。 この辺のガキをまとめてる…まあ、いえばガキ大将? 強くて優しくて、潔かった。 俺の想いは全部槇乃さんに向かっていった。 もし、彼女が同い年だったらここまで夢中にならなかったかもしれない。 だって… あっという間に彼女はオトナになっていくんだ。 目の前で、子供のまんまの僕を置き去りにして、綺麗に、そして艶っぽく… 槇乃さんが中学生になったときも、ひどく寂しかった覚えがある。 やっと小学生になって、槇乃さんと同じ小学校に通え出したというのに、あっという間に槇乃さんは卒業だったのだから。 置いていかれたような気分だった。次第に遊ぶことも無くなっていった。それは槇乃さんが恋をしたからだった。 あれは小学校4年の時だっただろうか?槇乃さんは中学2年生。セーラ服の白い色がすごく眩しかった。ある日の公園で、その背中が小刻みに揺れてるのを見たとき俺は驚いた。彼女が泣いてるって気がついたんだ。野球帰りの俺は思わず駆け寄って彼女に言ったさ。 『誰が泣かしたの?僕が仕返ししてやるよ!まきのおねえちゃんを守ってあげる!』 ってね。そのころはまだ、大事なおねーちゃんを誰が泣かしたんだって感じだったけどさ、その泣き顔があんまりにも可愛くて、子供みたいでさ...やっと自分と対等になったような気がしたんだ。今まではすっごく頼りになるおねーちゃんだったんだぜ?それがあんなにも泣き虫で弱い女の子だってわかったら、もう怖いものなんて無かったね。 『僕が守ってあげる。だから泣かないで、僕がお嫁さんにしてあげるから!』 そう告白してたよ。 『大きくなって、まだあたしが泣いてたら、その時ね。』 その約束を信じてたんだ。なのにさ、槇乃さんは高3になると彼氏を作った。 俺はまだ中1で、まだまだ槇乃さんの射程圏には入ってなかった。 たぶん、あれが槇乃さんの初めてのオトコだろう。 キスしてた...公園のベンチで、二人重なって、オトコの手が槇乃さんの制服のしたから入り込んで胸を触ってるのがわかったんだ。そのあとスカートのしたまで潜り込んで...オトコが顔を離した時の槇乃さんの表情が忘れられなかった。 俺はあの時股間にテント張っちまってたんだ。他のオトコに愛撫されて感じてる槇乃さん見ておっ立てて、その夜、槇乃さんの名前を呼びながら何度も自分でシタ。 射精する気持ちの良さは別として、俺の心の中は切なくてはち切れそうだった。手に入らない、俺の大好きな槇乃さんは他のオトコのモノだと想えば思うほど欲しくなった。あの時のオトコの姿を自分に置き換えて、何度も何度も槇乃さんに向けて発射していた。 自慰だけは覚えたけれども本物のセックスなんてまだ経験がなかった。 どうやったら槇乃さんを自分のモノに出来るか、必死で考えたさ。 今はとにかく無理だって思った。中学生の自分がいくら誘ってもきっと子供扱いだろうと思ったから。 そこから俺の努力が始まった。 まず身長を伸ばして、槇乃さん好みの見かけになろうとした。それはもともと成長が早かったから何とかなった。可愛いタイプが好みかなって思える節があったので、どこぞのアイドルのように可愛くかっこよくを目指した。 それから女の子は上手にあしらって、同級生には彼女を作らなかった。槇乃さんに知られたらヤバイからね。なんせ隣同士だから、彼女が家に来たりしたら、母親同士のネットワークで直ぐにひろがっちまう。 中3になると身長もほどよく伸びて、努力の結果もあったのか、ようやくどう見ても高校生に見えるようになった。もともと中1で170はあったから子供っぽくはなかったけど、そのくらいになると、私服で歩いてたら年上の女に声かけられるのほどになってたんだ。 槇乃さんには高3からって言ったけど、本当はその歳から遊んでたんだ。 声かけてくれる年上のオネーさんと遊んで、気が向いたら寝た。 こっちは練習するつもりだから、がっつくって言うよりも冷静に攻めてばかりいたもんだから、いつも女の方が先にイッテ、早く欲しいって言われるから入れてやるともう...言葉に出来ないほど女が乱れるんだよなぁ。それがおもしろくってかなりやりまくった気がする。そりゃ、最初はそこまでじゃなかったから慣れてきてからの話しだけどね。 実は、そのころはちょっと自棄になってたのもあるんだ。大学生になった槇乃さんは一気にオトナの女性になっちまったから。化粧して、私服で出掛けるところを何度も見た。車で迎えに来る彼氏も... 長く続いてた彼氏だった。高校時の彼氏は、卒業して直ぐに別れたって聞いてたのに、大学に入ってからの彼氏とは3年ぐらい付き合ってたんじゃないのかな? もう無理かもって、何度も思った。槇乃さんが帰ってこない日もあったのを俺は知っていた。 たまらなかった。最初の1年間はすごく苦痛だった。 受験のストレスもあって、余計だったかも知れない。特に受験間際は遊んで憂さを晴らすことも出来なかった。年上のおねーさんを槇乃さんに見立てて攻め立てることも出来ず... 『まーくん、もうダメ...』 女が自分の下で喘ぐのをいつも槇乃さんにすり替えていた。今はその槇乃さんが自分の下にいる。 『ああん、お願い、欲しいの、あなたのを入れて!』 望み通りに彼女の中に入り込み激しく腰を揺らす。その度に漏れ聞こえる色っぽい声。槇乃さんらしい、少し低い、掠れるとハスキーになる声が俺を煽る。 『ああ、出して、あたしの中に、全部ちょうだい!!』 女と遊ぶときはゴムは必須だった。初めての時も教えてくれた女に生でさせてあげるって言われたけど、生は槇乃さんだけでいい、なんて健気に思っちゃって、それ以来全部ゴム付。嫌がる女もいたけど、マナーだからって事で通していた。 付けてない、だから、槇乃さんの中に全部出すってことは...たまらない快感に腰が震えた。 『ああ、もうもたない...槇乃さんっ!』 おもいっきり彼女の中に放った。 「まさかとは思ったんだ...」 いくら1ヶ月ほどしてないからってコレはないよな。 目覚めると股間に嫌な感触が張り付いていた。 夢精なんて小学6年以来だった。あの時もたしか槇乃さんのえっちな夢見たんだっけ? やっぱ昨日帰りにみた、車の中の槇乃さんとオトコの濃厚なキスシーンのせいだったかな... 塾の帰り、隠れるようにして停めてあった黒のスポーツタイプの車の中、あれはたぶんキス以上やってたと思う。揺れてたし、曇ってたし、しばらく見てたら、車から降りてきた槇乃さんの姿が妙に艶めかしくって、いかにもやってましたって感じでさ、いつものように抜こうかとも思ったけれど、ちょうど次の日が休みだったから街に出てナンパでもしようかと思った。槇乃さんを思いながら抜く虚しさは身に染みていたからね。 その代わりにこれか... そのまま風呂場に行ってシャワーを浴びながらパンツを洗った。濃い精液の匂いが広がって、それを消すようにソープを使った。 「なんか、情けねえ...」 いつになったら手に入れられるんだろう?それとももう無理なんだろうか? だからといって他に欲しいモノなんて何もない。 なんで自分はこんなに槇乃さんだけなんだろう? 気が強くって、世話焼きで面倒見が良くって、しっかりしてて、でも本当は強がってるだけで、人のいないところでだけ泣いてるような女なんだ。 せめて、自分の前でだけは肩肘張らない素直な槇乃さんでいて欲しい。 そう思って両手を広げてても槇乃さんは振り向きもしてくれないけれども... 高校に受かって、ますます女と寝るテクだけ身につけた俺は、卒業するまで槇乃さんに近付けずにいた。互いの両親が居なくなって、一人暮らしになっても... いざとなるとなかなかうまくいかなかった。俺の所に友人どもは入り浸るし、槇乃さんは仕事始めて忙しいらしくなかなか帰りも遅い。彼氏がいるのかなとも思ったけれど、大学3年ぐらいに別れてからその影はなかった。これはうちに来る槇乃さんのお母さんからの情報。 あの夜、バイト先の先輩達にお祝いしてもらった飲み屋で槇乃さんと偶然会って、酔っぱらった彼女が俺の前で泣いたのが運命の夜の始まりだった。 思う存分自分のモノにしたあと、酔いが覚めて記憶を失ってたのはショックだったけどね。 あの夜のことは人様には言えないほどすごいことしてたから。 でもあれは愛し合った行為じゃなくてイカセあっただけの行為だから、覚えてなくていいんだ。これからは、愛の籠もった濃いえっちで槇乃さんを骨抜きにしてみせるから。 そう心に誓ったんだけど... でも結局骨抜きにされたのは俺だった? |
今まで知られなかったまーくんの萌える片思いの夜
学ラン姿が欲しくって、背景は自作ですお持ち帰りなさらないように...