〜芳恵〜
「じゃあ、いこっか?」
荷物はさっと竜次くんがとって持ってくれた。あたし、力あるほうだから別にいいのに...なんだかすっごく女の子扱いされてるみたいでくすぐったい。だって学校でのあたしたちって、付き合いだしてから今まで大して変わることなく続いてきたと思うの。よく『ほんとに付き合ってるの?』とか、『親友って感じ!』なんていわれた。二人ともべたべたするのヤダし、学校とかだとすぐに周りの野次とかで茶化されちゃうから、あんまりカップルらしくなかったかも知れない。学校では同志って感じが強かったものね。部活のこと相談しあったりして。二人っきりのときはたまに、その恋人同士っていう雰囲気になることもあったけどとにかく気恥ずかしくって...お互いに照れてたもんね。無口でめったに自分の気持ちなんてしゃべってくれなかった竜次くんだったけど、ここのところいっぱい話してくれてると思う。昨日から心の距離も、身体の距離も近づいたと思うの...
「身体、辛くない?」
昨日ハジメテを経験したあたしのことを気遣ってくれてるあいつ。優しいんだよね、あんまり口には出さないけど...。
なんでこんなに続いたんだろうって不思議に思ってた。あたしたち...竜次くんは野球部のキャプテンで、やっぱりもてて、何度か女の子に告白されたっていうのも聞いた。けど、ちゃんと断ってくれてた。あたしのどこがいいのかもまだそんなによくわからない。でも、昨日の朝と今日の朝ではぜんぜん違う気がするんだ、二人の間の距離。今までは親友同士みたいな感じだったのに、今日はほんとに彼氏と彼女って思える。すって出された手も素直に繋げた。
「ありがと、大丈夫だよ。でも今日は泳げそうにないけど...」
「いいよ、ゆっくりしよう。海、別に行かなくてもいいしさ、芳恵の行きたいとこでいいよ。」
そういいながら微笑んでくれるその顔がとっても優しくて、あたしはついつられてにっこりと微笑んでいた。
「あたしもどこでもいいよ。その、竜次くんといっしょだったら...」
ちょっと照れて下を向いてしまう。あ、絶対顔赤くなってるよ、あたし...
「電車で来たときの海がすごく綺麗だっただろ?だから、二人で見に行かないか?」
「うん、行く...」
なんか二人で海を見るって、ロマンチックだよね?あたしみたいなのはそういうシュチエーションは遠い世界の事って思ってたのに...どちらかって言うと砂浜でランニングってイメージでしょ?でも今日のあたしは足元ミュールで決めて、少しお化粧なんかしちゃって大人っぽいかも。今日の格好はサンドレスっていう感じのワンピース。肩幅広いからね、キャミソール系は着れないから、普通にシンプルなノースリーブでAラインのロングフレアのワンピなの。胸元はスクエアカットで少し開いてる。夏らしいアイボリーかかった白地に黒のギンガムチェック。とてもじゃないけどランニングは出来ないよ。
「うわぁ、いい風...」
何駅か電車に乗って降りたところはすぐ側が海だった。そのまま歩いて海辺のほうへ降りていく。天気がいいから真っ青に光ってる海がまぶしい。今まで散々焼いてきたから日差しなんて怖くないけどね、さすがに暑いかな?手を繋いだ先を見上げると、帽子を目深にかぶったあいつが眩しそうに目を細めて海を見てた。黒のランニングの上はグレーの半そでのシャツを前のボタンを止めずに羽織ってる。
狭い浜辺には海水浴客はいない少し離れた磯辺で釣り糸を垂れてる人がいる程度だ。
「きゃっ!」
足元が砂に取られてずりっと行きそうになった。やっぱミュールじゃ無理だなぁ。
「大丈夫か?」
「あはは、もう脱いじゃう、これじゃ無理だから、ね?」
ミュールを脱ぎ捨てると熱い砂に焼かれてたまらない。あたしは水際まで駆け出して足を少し海に浸す。寄せては返す波が足元の砂と一緒にあたしの足をすくっていく。
「じゃあ、俺も。」
そういうと、あいつも履いてた靴を脱ぐとベージュのチノパンの裾を織り上げた。
「気持ちいいよ!すっごく!」
あたしは波に濡れないように少しスカートの裾を持ち上げてはしゃいで波打ち際を歩いた。
「危ないぞ、あんまりそっちに行くと海にはまっちゃうよ。」
「そ、そうだね。つい気持ちよくって...ね、はまったらどうする?」
「そりゃあ...すぐに助けてやるけどな、ずぶ濡れになったらどっかで着替えないと...」
「どっか...って?」
このあたりに海の家なんてない。
「だから、はまるなって!」
顔を赤くしたあいつが叫ぶ。なんでかな?
「こうしとかないと不安だな。」
そういってもう一度あたしの手を繋ぐ。
「...うん...」
最初はドキドキしすぎて辛すぎるぐらいだったあいつの手、いつの間にか繋いでないと辛いほど心細くなってる。あたし、ずっとこの手繋いでいたいなぁ...
「そろそろ、行く?」
「そうだね。」
ガイドブックでこのあたりにすごくおいしいイタリアンのお店があるのをチェックしてきてたんだ。海に下りるためにかばんを駅のコインロッカーに預けてきてたんだけど、歩いてたらかなり駅から離れてしまったみたいだ。場所的にはこのまま道に上がっていくとそのお店の方向なんだけど、ミュールで駅まで戻るのは辛かった。
「俺、荷物とって来るよ。そしたらこっちまで戻ってくるから...それまでここで足冷やしてるか?バックもってくればタオルもあるしな。」
「じゃあ、そうしよっかな?」
あたしは靴を片手に駆け出すあいつの後姿を見てた。それから今まで繋いで汗ばんでしまった右手のぬくもりを確かめる。昨夜それ以上のことしたはずなのに、今は手のぬくもりのほうがくすぐったい。
(すっごく自然でいられる気がするよ。)
たった一回肌を合わせただけでこんなに近づけるのかな?今は...どこかしら触れ合っていたい、ずっといっしょにいたい、一人は嫌...
「そういうことかな?」
あたしは思わずそう口にだしていた。えっちって身体だけじゃなかったんだ...。心が満足してる...
海のほうを見てると心地よい風が吹いてくる。眩しい水平線に雲がかかってる。
(ほんとに気持ちいい)
そのとき後ろのほうで人の気配がした。竜次くんが戻ってくるにはまだ距離がありすぎるし、おかしいな?そうおもって後ろを振り向くと茶髪頭の少年たちがこっちに向かってきてた。中学生か、高校生、その格好とは不釣合いなほど幼い顔をしてはいるものの、細くカットした眉、両耳の数え切れないほどのピアス。ううっ、苦手なタイプだよ...
「ヒュー、意外と大人っぽい人だったんだ、当たり〜だね。」
2人組の一人が不意に声をかけてきた。
(えっ?)
そもそも男の子が声かけてくること事態が不思議でならないあたしは目を点にしていた。
「ねえ、ねえ、お姉さん、こんなところで一人で何してるの?俺らとお茶でもしない?」
(これはもしかしてナンパ??)
以前されたときは紗弓が一緒だったから、自分がそういう対象になるなんて思ってなかったから、それすら信じられない。
「えっと、連れがいるから...」
「連れ?女の子だったら一緒しようよ、2対2だしさ。」
「えっと、その、か、か、カレと一緒だから!」
すっごく照れる、こういう風にあいつのこと呼ぶのはやはり、照れる。
「またまた、断る口実?じゃあひとりなんだ。ちょっとお茶だけ、な、行こうぜ。」
なんだか強引に腕をとられる。ちょっとまって、あたしはそういう役じゃないでしょ?照れてつっかえて言ったのを嘘だと思われてしまったらしい。
「ち、違う!本当だってば!離して!」
さっとその腕を引き抜く。あぁ、もうこんな場所で、誰もいなかったらどうすることも出来ないじゃない、どうしよう...竜次くんの歩き去った先を見るけどもういない。まだこっちには来てないんだろうか?どうしよう...
「おい、俺の彼女に何か用か?」
いつの間にか道のほうに竜次くんが立ってた。そっか、砂浜を歩いてくるより、道のほうが早いよね。おまけに2つもかばん持ってるし。
「竜次くん!」
あたしの見上げたほうを茶髪の少年たちもみる。
「ちぇっ、本当だったのかよ。ざんねん、お姉さんまたね。」
そういうとさっさとその場を立ち去った。あいつは急いで道から降りてくると、一瞬その子たちを追おうとしたみたいだけど、すぐにやめてあたしのほうに振り返った。
よかった、ケンカになるのかと思った...
「芳恵、なんにもされなかったか!?」
「う、うん、腕つかまれただけ...びっくりした...あたしがナンパされるなんてね、そんなことあるもんだね。」
まだどきどきはしてたけど、いつもの調子で言ってもあいつの顔はまだ真剣だった。
「ごめん、一人にしたのはまずかったな。怖かったろ?」
「う、うん...ちょっとだけ...」
「今日の芳恵はさ、俺でもナンパしたくなるほど綺麗だから、一人にはしとけない。もうちょっと柄の悪いやつらだったらどうしようかと思った。」
そう言っては大きくため息をついた。ぜいぜい言ってる?走ってきたのかな?
「ケンカ、自信ない?」
「そういう問題じゃないよ!俺はどうでもいいけど、お前を守れなかったら、そのほうが怖いんだよ。」
そのまま竜次くんの胸の中に納まった。顔の当たってるところの胸がどきどきしてるのがわかる。ぎゅってされるその腕が痛いぐらいで...
「り、竜次く...ん?」
「ご、ごめん、行こう。」
さっと引き離された体の間を潮風が走る。
(もっとくっついていたいなぁ。)
恥ずかしいなんて気持ちが消えつつあることにその時は気が付かなかった。
〜紗弓〜
「遼哉のバイト先ってはじめてだね。」
何度かこの街には二人できたけど、遼哉のバイト先にはなかなか連れて行ってくれなかった。
「別に嫌とかじゃなくて、なんとなくね。店の人に冷やかされるのいやだったから。」
苦笑いする遼哉。その手はしっかりとあたしの腰に回されてる。どうせ電車で帰るのだからと、大きな荷物は駅のコインロッカーに詰め込んじゃったから身軽なの。
それにしても今日の遼哉って...電車に乗ってる間もずっと、あたしを離してくれないの。もう、結構暑苦しいんだよ?なのに...
「どうした?紗弓、もう怒ってないんだろ?」
道中しっかりと、怒ってないと何度も言わされた。その手段はちょっと卑劣だったのであえて言わない。もちろんプールもキャンセルさせられたわよ。
「だって、暑いんだもん。」
「そうか?俺はこうしてるのが一番いいけど。」
にやって笑う。やだ、また意地悪する気?遼哉の手の平がさわさわと腰の下に降りていこうとするので、その手首をぎゅってつかむ。
「もう、だめっ、遼哉!」
ちぇっと舌打ちして戻っていく。ほんとにもう油断もすきもないんだから...
さすがにバイト先の前まで来るとその手は離してくれた。バイト先のケンさんは古着やらオリジナルの洋服を扱っていて、彼女の舞さんがオリジナルで1点ものを作ったりしてるらしいの。あたしも前は通ったことあったけど未だ中には入ったことなかったんだ。遼哉はここで売り子のバイトをしてるらしい。看板娘ならぬ、看板息子だと自分で言ってた。
「ちわ、ケンさん。」
「おう、遼哉来たのか?先月分のバイト料だったな。」
「すんません、今週は夏期講習とか入れちゃってるんで、土日に来ますから。」
「受験生なのにすまないな。けどお前がいないと売り上げが違うからな。あれ、そっちの娘、彼女か?」
「こんにちは、小畠紗弓です。」
あたしはぴょこんと頭を下げた。
「ほう、あんたが噂のね〜、俺は西野 賢、ここの店長な。噂は聞いてるぜ、こいつがもうメロメロだってな。」
「け、ケンさん!ちょっと、その言い方は...」
「なになに、遼ちゃんの彼女?」
奥から女性が出てきた。すっごく元気そうなお姉さん。個性的な華やかな顔立ち、髪は少し赤めで、ジーンズに、ノースリーブのひざ近くまであるワンピースのようなブラウスを着ている。腰にはいくつもの細いベルト。
「すぐこれだ。こいつは吉野 舞、俺の彼女な。ここで作ってるオリジナルはほとんどが彼女の作品だよ。遼哉の彼女の紗弓ちゃんだ。」
「はじめまして〜、うわっ、可愛いんだぁ。遼ちゃんが他の女に見向きもしなくなったってのわかるわぁ。」
「こ、こんにちわ。」
いきなり抱きつかれて困ってしまうのだけれど、遼哉が怒って無理やり引き離してくれた。
「いいじゃないのっ、けち!女同士なんだからぁ〜」
「だめ!舞さん女相手でもすぐに手出すでしょ?だからだめ!こいつは俺だけんだから!」
え?どういう意味なのかしら??ケンさんがまあまあとなだめてるけど、どうやら舞さんは本気だった見たいで...
「舞、忙しいんならあたし帰るわよ?」
奥からもう一人綺麗な人が現れた。すらっと高い背、長いさらさらの髪、まるでモデルのように整った顔立ちとスタイル。すごくけだるそうな雰囲気をもった女、同性でも思わず引き込まれちゃう。
「恭子...」
頭の上で低い、とても低い遼哉の声が聞こえた。
「遼、哉...」
その彼女も遼哉の名前を呼んだ。知り合いなの?ねえ...
「久しぶりね、元気、だった?」
あたしを抱きしめてる腕に力がこもった。え?震えてる?まさか...
「今日は少し舞に話に来ただけだから...可愛い彼女ね?」
「相変わらずなのか?あの人は...」
「そうね、相変わらずよ。でもそれはあたしが選んだんだから...」
不意にその人の瞳に涙が浮かんだ。
「ごめ、ん...遼哉の顔見てたら涙腺緩んじゃった...」
「恭子...」
いつの間にかあたしに回されていた腕はそこにはなかった。あたしには、遼哉が今にもその人を抱きしめに行ってしまいそうに見えた。
「遼哉ぁ...」
カレのシャツの裾を持って、引きとめようとしてる自分がいた。
「紗弓...ちょっとだけ、ここで待ってて。」
そういうと遼哉は恭子さんと奥の部屋に入っていった。
「ったく、あいつは...」
ケンさんが舌打ちするようにして言った。
「紗弓ちゃん、気にすることないよ、昔の知り合いなだけだから、ね?それよりもさあ、紗弓ちゃんにめちゃ似合いそうな服があるんだよ〜記念にさ、プレゼントさせてよね?もちろんあたしが作ったんだけどね...」
舞さんがあたしを離れた売り場に連れて行く。何枚か出してくれた服はどれもあたしが普段なら着れそうにないけど、遼哉と並んで着たい服ばかりで、でも...
「舞さん、あの女、遼哉の昔の彼女?」
「うっ、それは...」
「遼哉がたくさんの女の人と付き合ってたのは知ってます。もしかして、最初の先輩?」
前にちらっと聞いたことある。最初の女の人にとても辛い目に遭ったって、それ以来女の人と遊ぶようになったって...はっきりと聞いたわけじゃないけど...
「な、なんだ聞いてるの?それならね...そうだよ時田 恭子、今は楡崎だけどね、あたしの同級生なんだ。彼女綺麗でしょ、だけどいろいろと家庭が複雑でさ、今の旦那があんまりよくなくてさ、ケンのダチだったんだけど、それで苦労してるんだ...女性関係やらでね。遼ちゃんはそれをよく知ってるからほっとけないだけだと思うんだ。もう昔と違って引きずってなんかないと思うんだよ、紗弓ちゃんがいるし...紗弓ちゃんて遼哉の幼馴染なんだって?あ、紗弓ちゃん...」
あたしはぽろぽろと涙をこぼしてた。遼哉は昔の女に未練なんか持ったりしない。きっぱりと切って捨ててしまえる人なんだ。なのに、未だにほっとけないってことは、きっと、まだ...
「紗弓ちゃん、泣いちゃだめだよ!今思ってること、全部勘違いだからね!」
「えっ...」
「やっぱり、よからぬ考えだよね?しょうがないけどさ、こんな場面じゃ。でも恭子の抱えてる問題は大きすぎて、遼ちゃんもどうしても見捨てて置けないんだよ、少し負い目があるから...」
「負い目?」
「いや、それは、とにかく気にしちゃだめ!遼ちゃんは紗弓ちゃんに本気だよ。それはわかってるでしょ?」
「はい...」
「じゃあ信じること、いい?」
「舞さん、教えてください、恭子さんとの間に何があったのか、お願いします!」
「そ、それは、遼ちゃんの口から直接聞いたほうがいいよ。それもやつが言ってもいいと思えたその時にね。」
舞さんの手が優しくあたしの頬に触れた。
「うん、大丈夫。こんなに可愛い紗弓ちゃんを泣かすなんてこと、やつはしないよ?綺麗な瞳してるもん...絶対に裏切れないよ。」
ぎゅって抱きしめられた。舞さんのとっても柔らかな豊かな胸がむぎゅって押し付けられてあったかくって、大丈夫だよって、優しくって...
「舞さん、く、苦しい...」
息が出来なくてもがくあたしに気が付いてやっと離してもらえた。
「また襲ってる。舞さん紗弓はオレのだって言ってるだろう?」
棚の向こうから遼哉が来た。
「あはは、ごめんね〜...恭子は?」
「帰ったよ楡崎さんが迎えに来た。」
「そっか、ここんとこなかったから安心してたんだけどね。」
舞いさんは少しうつむいてため息付いた。
「じゃあ、俺たちも帰るよ。うまいものでも食いに行ってくる。」
「そう?じゃあ、紗弓ちゃんこれ着て行きなさいよ。そんな男物じゃなくって、ね?」
出してくれたのは濃い色のシースルーの長袖のオーバーブラウス。
「隠してるんだけど、妙に白々しいしね、それならうまく隠れると思うよ、キスマーク♪」
「へっ?」
ば、ばれてる?見られた?さっき抱きつかれたとき?
「普段はタンクトップかキャミソールの上でね、下はジーンズで合うよ。」
「あ、ありがとうございます...でも買います、あたし!」
「いいの、気に入っちゃったんだから、あたし紗弓ちゃんのこと。これからもあなたに似合いそうな服作りまくって儲けさせてもらうからいいのよ〜」
遼哉ももらっとけよって言ってくれたので、その場でその服を着込んだ。
ケンさんにもお礼を言って、二人でそこを出た。
「紗弓、不安にさせてごめん。」
店を出たところで、耳元でそう囁いた遼哉に一瞬だけ抱きしめられていた。
翌日別行動の二人です。きゃ〜〜出ましたわ!昔の彼女!やばいです〜〜(なにが?)今村君にはそんなのいそうにないですから安心ですけどね〜芳恵ちゃんもナンパされるまでに育ちました。あ〜長かったですね。(シミジミ)