450000番キリリクはねとらさんへ

二人のクリスマス☆ナイト

〜和明&真名海のその後〜
〜和明〜
「あとね...あたしももらってね。」
そう真名海が言った後、俺の理性はぶっ飛びそうだった。

クリスマスイブの夜、妹の紗弓たちと来たはずなのに、いつの間にかいなくなってしまっていた。教育実習に来ていた自分の顔ぐらいすぐにみんな忘れてしまうだろうけど、じつは採用試験には受かったんだ。春からは正式に教員として赴任する。今のとこ口約束だけど、母校で柔道部の指導も頼まれている。
もし誰かに見られたら...こんなことを気にする俺は小さい人間だろうか?
けれども、彼女のその言葉で、誰に見られても構わない、そう強く思ってしまった。

真っ赤な顔で、恥ずかしそうに下を向いたままの彼女が見せた遼哉からのメール。
『俺たちはホテルに泊まるから、和兄とごゆっくり。』
まるで俺たちも朝までよろしくやるからそっちもって意味に取れるぞ?
「真名海のうちに、行ってもいいか?」
黙って頷くその可愛らしい顔を見ているともうたまらなくなる。
ぎゅっと頭を抱え込んでベレー帽の上からキスした。
離せない、この暖かな可愛らしい娘を...このままゆっくりと遊んで帰ってもよかったのに、すでにそんな余裕をなくしてしまった俺は、真っ赤になったままの真名海の手を引いて駐車場へと向かった。次第に自分のスピードが速くなる。鼓動に比例しているようだ。真名海の小さな歩調では追いつけるはずもなく、小走りになってついてくる。
(ここに誰もいなかったら...きっと抱きかかえて走っていただろうな。)
自分の逆上せように驚いてしまう。まるでガキみたいに...
ハーバーランドの駐車場についた頃には、すっかり息の上がった真名海が苦しそうに見上げてきた。くそっ、その瞳にすら煽られる。
入り口の自販機で缶コーヒーとスポーツドリンクを買って、理性を総動員させて落ち着かせる。
さっきの真名海の言葉で、思い出してしまう夏の日の彼女の白い肢体。初めての時と比べてなんとか痛みも少なく俺を受け入れることが出来て、俺はつい...調子に乗ってしまうとこだった。壊さないように極力気をつけて優しく抱いたのだけれども、さすがに二回目をお願いするのは可哀想だったから...
今夜は?泊まりだと、俺の理性は持つのだろうか?


早めに出てよかった。
かなりの渋滞をかわして、真名海の家に着いたのはかなり遅い時間だった。
真っ暗な家の電気をつけて二人で入っていく。
「あのね、ここでちょっと待っててくれる?」
いきなりリビングで待たされた。
「どうかしたのか?」
真名海の部屋はいつも比較的片付いてきれいだし、珍しいなと思いながらソファに腰掛けて待っていた。
『もういいよ、あのっ、部屋まで来て...せんせ。』
ドアの向こうから真名海の声がした。どうしたんだ?ここまで来ればいいのに?


「メリークリスマス、和せんせ♪」
「ま、真名海...」
ドアを開けたそこは...
「どうしたんだ?その格好...」
「だめ?バイト先で着たからそのまま借りて帰って着ちゃった〜」
昨日まで店で売り子のバイトをしていた彼女。
そんな格好でしてたのか?それにわざわざ着替えたのか?
「真名海、それはちょっと...」
「みんなは可愛いって言ってくれたんだよ?サンタさんの格好。」
「ううっ...」
くっ、か、可愛いっっ!!めちゃくちゃ似合ってるぞ?
真っ赤なワンピース。肩には小さなボレロ、裾には白いボアが施されてるミニスカートのサンタルック。すらっと伸びた脚は生。可愛らしい赤い三角帽をちょこんと頭に乗せてだめかなぁを繰り返しながらスカートの裾を引っ張ったり、回転して見せたり...
その格好を他の男にず〜〜〜〜〜っと見られてたのか??
「バイト仲間の子たちがそれ着て彼氏の前に立ったら絶対大丈夫だって...」
「え?大丈夫って、なにが?」
急に顔を伏せてえーっとと口ごもる真名海。
「......あのね、きっとえっちしたくなるからって...」
「ええっ??」
「お、男の人は、逢うたびにえっちしたがるもんだって...だから、せんせ、あんまりしないから...あれからも、だ、だから、この格好で、あたしも貰ってねって言えばいいって....おしえてもらって...」
おい、真名海...な、何を言い出すんだ...
たしか、真名海のバイト先は大学生が多くって、結構可愛がられてるって言ってた。けど何でそんなこと?そんなこと俺の可愛い真名海に教え込むなよぉ...
最初から痛がってたし、あんまり無理しちゃいけないって思ってたし、そんな何度も抱いたら逢うたびにしてしまうだろ?そんな癖つけて、学校でどう対応すればいいか、それが目下のところのテーマだったりするから、すっげぇ我慢してたのに...?
「だから...せんせ、あたしももらってね?」
真名海の腕が俺の腰の辺りに回されてぎゅって抱きついてくる。
俺はしばらくの間固まってたかもしれない。
俺の努力は無駄だったのか?
「真名海、もしかしてえっちがないとかで悩んでたりするの?」
こくんと頷く。おい、待てよ...その代わりキスもしてたし、好きだって、愛してるとさえ何度も言ってただろう?それに、指輪!あれだってちゃんと特別な意味があったわけだし...
「し、して欲しかった?」
恐る恐る聞くと、また小さく頷く真名海。
嘘だろ?それなら俺の今までの努力は??
「抱いてもいいか?」
三度頷く真名海。
「真名海、俺は我慢してたんだけどな...ずっと抱きたかったのを、我慢してた。」
「我慢しないで...あたし、せんせの腕の中が好き。離れてるのが不安なの...だから、ちゃんと繋ぎとめていて...」
ぎゅっと抱きついたまま顔だけ真上を見上げてくる真名海の大きな瞳に吸い込まれるようにキスを落とす。
「ん、んっ...」
重ねた後、ゆっくりと舌を侵入させて真名海のと絡めあわせて吸い上げる。
じっくりと真名海サンタを味わいたいけれど、早く中身を確かめたくなる。
深い口付けに真名海の体が溶け始める。背中を這わせる俺の手にわずかに反応している。
「ふぁ、んっ...うっん」
少し緩めた唇から息継ぎするように喘いだ声が漏れる。背中を這う手がヒップのラインに下りていっても嫌がらず、全てを俺に押し付けてくる。
いきった自分に気づかれるのが怖くて引いていた腰を真名海に押し付ける。
「あ...」
気がついたのか小さく声を上げたけれどもそのまま俺の体にしがみ付いてくる。
「俺が我慢しなかったら、真名海、壊されてるぞ?」
うごめく俺の左手がスカートの中に忍び込んで臀部を撫ぜても、されるがままの真名海。
右の手で大きな前のボタン、といってもその下はスナップで引っ張るとプチプチと外れてばさりと足元に落ちて固まった。
「ま、真名海...あ、っと...」
口ごもる俺。
「これは、その...紗弓さんからのプレゼントで...」
「紗弓の???」
「大人っぽい下着が欲しいって相談したら、まだ早いから、クリスマスはこれ来なさいって...」
キャミソールというにはベビードールに近いような...薄くて柔らかな生地にはほんのりぼやけたような花の柄がプリントしてあり、地柄に艶のある柄が浮き出て見える。肩ヒモは二本づつで、胸元は軽く両側から結ぶ布地のリボンが揺れている。背中も軽く結ぶリボンは長めだ。裾がくるくるとうねってまるで踊るように広がっている。その丈がちょうど脚の付け根のラインなんだけれども、前が...クロスして真ん中だけが見えるんだよっ!可愛いけど、可愛いけどめちゃくちゃ色っぽいくって...っていうかいやらしい...
だめだ...おれ、鼻血でそう....
おれだって健全な男子だから、中学の頃から友達とエロ本回し読みしたりしてたさ。だから裸のお姉さんの写真だとかのなかにはこういった綺麗だけどいやらしい下着着て悩殺ポーズなんていうのもあったけど、真名海の場合着てるだけでもう...
わが妹ながらこのセンス侮りがたい...まてよ?じゃあ紗弓も遼哉の前でこんな下着で??おい、お兄ちゃんはそんな娘に育てた覚えはないぞ!
「せんせ...?」
真名海も、そんな...こんな下着で、その、おれを誘惑しないでくれ...おれは、健全な付き合いで、教員を目指して、そして...
いつか真名海と...
もう、止まらなくなる...
「真名海っっ!」
どさっとベッドに押し倒す。俺のベッドと違ってシングルサイズの真名海のベッドは狭い。
斜めに押し倒したまま口付けを再開する。キスは首筋に移って耳の後ろを掠めるとすぐに真名海の身体が震えて力が抜けていく。
キャミソールを捲り上げてブラもつけてない胸にすぐさま吸い付く。おそろいの生地の下着に手を掛けてそのまま脱がせる。
いつものゆっくりとした愛撫じゃもちそうにない、俺のほうが...
キャミソールを着せたまま真名海の下肢を大きく広げて顔を埋める。
「やぁあんっ、せ、せんせ...いきなり...」
「何を言ってる?誘惑したのは真名海だろ?早く欲しいから...真名海を早く感じたいんだ...」
「はぁっんっ、ひゃぁうん、でも...っ」
「荒っぽいのはいやか?怖いか?真名海...」
「ううん、こ、こわくなんか、な、い...」
舌先で可愛らしく尖った芽も、柔らかく蕩け始めた襞も、熱くぬかるみはじめた内壁も、全て嘗め尽くす。
「あぁ、可愛いよ、真名海、オレの、オレだけの真名海...」
「せ、せんせ...あっ、あたしっ、だめっん、...ぃっちゃう、あああぁ、くううっ、んっ」
舌でイッて、喘ぐ真名海にすぐさま準備をして突き立てた。
もう我慢できなかった。
早く繋がりたくって、こんな、乱暴にするつもりなかったのに...
けれども、今回で3回目、真名海のそこは相変わらずきつかったけれども、前より柔らかく、すんなりとオレを飲み込んで...
「痛くないのか?」
「ん、もう、そんなに、痛くないよ...」
「すぐに動いてもいいのか?」
「ん...」
この間まで、すぐに動かすとすごく痛がってたのに...これだったらもっと、何度も抱いていてもよかったのか?
「あぁっ、んっ、やぁんっ、せんせっ、せんせは?ね?気持ちいいのぉ?んっ!」
浅いところで抜き差ししていると気持ちよさそうな顔して聞いてくる。
当たり前だ、気持ちよくって、すぐにでも達してしまいそうだ。
「ああ、気持ちいいぞ...すごくなっ、真名海はどうなんだ?」
「...あたしも...気持ちいい...あんっ」
うわぁ、言葉で聞くなんて、だ、だめだっ!毎晩想像してたのと違うじゃないか!
そんな...動かすたびに漏れる甘い声。
「ああぁん、やぁん、イイッ、せ、せんせっ、あっ...」
薄く開けてオレを流し見る瞳。誘うようなその瞳に煽られて、我慢の域を超えていく。
「壊すぞ、いいかっ?」
「いいっ、してっ、せんせっ!」
「うっ、ま、真名海っ!!」
激しく腰を注送して真名海の奥まで自分自身を送り届ける。さっきから締め付けてくる真名海がいっそう絡み付いて、担ぎ上げた細い脚を突っ張って俺自身を受け止める。
こんな小さな身体で、オレの全てを受け入れようとしてくれる...
愛しい...
そんな一言ではもう説明がつかない。
オレはもう、真名海に狂ってしまってるんじゃないんだろうか?
こんな、まだ16の娘にこんなことして...だけど、真名海の身体が喜んでる...
その事実が嬉しかった。
「はぁっん、せんせ、ま、真名海、もう、だめぇっんっ、ああああああぁぁっっ!!」
「うわっ、ま、真名海っ、ああっ!」
ひくついて動かなくなった真名海の身体に締め付けられて、オレの方が声を上げていた。
「もうっ!!」
耐え切れずに真名海を高く持ち上げて空中で揺さぶっていた。深く繋がったそこに全てを注ぎ込んだ。


それから...三度、もってたぶんだけ、欲望を満たした。
さすがに最後は真名海も壊れてるみたいに泣きながら昇り詰めていた。
男はさすがに何度も、続けてなんて無理だから休み休みだけれども、一旦イクのを覚えた真名海の身体は面白いほど感じて、狂っていった。
「おはよう、真名海...ごめんな。」
明け方近く眠って、陽がかなり上ってから俺も目が覚めた。
真名海も気配で少し薄目を開けたけれども、すぐに閉じて俺の胸の上でまた眠ってしまった。疲労困憊で、ぐったりとした状態だ。
狭いベッドの上、真名海を自分の上に乗せなければ眠ることも出来ない。だけどもそうしているとすぐに起き出す息子に苦笑する。あれだけ抱いたのに?
そっと真名海をベッドに寝かせて立ち上がる。
「うわぁ、すげぇ...」
あのまま、キャミソールはつけたままだった。それが乱れてまた色っぽく目に映る。真名海の体中に痣のように模様が浮かんでいる。俺のつけたキスマークと、なんだ?
ああ、力を入れすぎたみたいだな、掴んだり、擦ったりした痕のようだ。
だからやっぱり、壊してしまうんだ...
可愛くて、愛しくて、そして...官能的で....

オレ、2年間学校でもつかな?

メリークリスマス、最高のプレゼントありがとな♪
                                       Fin

      

キリリクのクリスマスでした〜
ちょっと激しすぎて和兄のファンが遠ざかる足音が聞こえる〜〜(涙)
でも真名海にはまる和兄ってこんなかなと....
クリスマスだしね〜