番外編 〜調教・3〜
調教3
子供が出来たのを切っ掛けに、僕達は離れから母屋に移った。
澄華一人で子育てはちょっと可哀想でしょう?だって、夜は僕の可愛い奴隷だから。
子供は可愛い。アレがキツイと男の子が多いと言うけれど、うちは女の子だった。娘が二人もいる癖に、義父は赤ん坊にメロメロだ。やっぱりなんだかんだ言っても親父の兄だけはある。澄華が生まれた時は、妻に嫌われまくっていた義父は一切触らせて貰えなかったらしい。後妻の富美香さんに子供が出来た時も、しばらくは隠していたので滅多に会いにも行けず、1歳ぐらいになってから再婚して一緒に住みだしたんじゃなかったかな?だから、産まれたばかりの赤ん坊は疎か、ハイハイするまでの子供を見たことがなかった義父は、孫の成長に夢中になっていた。
「可愛いな……赤ん坊ってヤツは」
「そうですね、僕もこれほど可愛いとは思いませんでしたよ」
政弥が生まれた時もそう思ったけれども、子供っていうのは本当に可愛い。純粋で無垢で……コチラの与えた情報を刷り込めばどうにでもコントロール出来そうに見えて、出来ない。今じゃ憎たらしいぐらい不遜で強気な弟だが、幼い頃から僕の後ばかり付いてくる可愛い存在だった。それが時に疎ましくも思え、そのまっすぐさ故に周囲と衝突しながらも可愛がられる様を見ていると、真面目で優等生のままでいるのが馬鹿らしくなったほどだ。
「政弥の所はもうすぐ2歳になるんだったな?」
「ええ、早いですよね……でもあそこはすぐにでも次のが出来そうな勢いですけどね」
幸い、政弥の所に出来た赤ん坊が男の子で、あいつに似ずやたら大人しいので、少しずつ伯父として教育しているところだ。うちは女の子だから、そうだな……澄香の様にならないよう、茉悠子さんみたいに育てるのもいいかもしれない。あの時のことを水に流して、優しい彼女は僕たち家族も受け入れてくれている。それをいいことに子供が出来てからは交流を深めさせてもらっているから、このまま彼女の良さを刷り込んでいくのがいいかもしれない。もちろん、澄香にも茉悠子さんみたいに素直に育つといいねと言い聞かせているしね。
「実はな……富美香がもう一人欲しいとか言いだしてな」
「え、富美香さんが?」
まさか……と思う。政弥ばかりでなく、多くの若い男性と遊んでいた彼女にとって、身体の線を崩すような出産は避けたいリスクだろうに。たしかに赤ちゃんを抱っこしている女性の顔は、皆聖母に見えるからね。それってホルモンが刺激されるのかな?
「実は避妊リングを外してきたというんだよ」
「それは……」
確かに義父達の仲は以前に増して良くなった。もともと身体の相性は良かったのだろうが、義父が他の若い女に見境なく手を出すので、同じように彼女も遊び続けていただけなのだろう。今じゃ二人でなかなか激しい夜を送っているらしい。
この間も澄華を夜中に、屋敷内散歩をさせている時、義父達の寝室からかなりの声が漏れていた。しばらくはその前で声を聴かせながら澄華に奉仕させた。もちろん、その後はたっぷり可愛がってあげたのだけれど。
母屋に移ると、こういう面でもなかなかスリリングだ。周りに人が居るとか、気付かれるかもしれないという状況は彼女を怯えさせ、そして興奮させる。僕たちの部屋は母屋に戻る際に、子供部屋と寝室に政弥オススメの防音壁を付けたから、それほどでもないけれど。あれだけの声を出させるほどなら、義父殿もまだまだ現役と言うことだろう。富美香さんはまだ37か8のはずだから、もしかすると弟か妹が産まれるかもしれないな。
「ほら、ちゃんと歩かないと、誰かに見られてしまうよ?」
「んっ……はぁ……」
必死で声を殺して歩く妻の後ろ姿はなかなかそそる。薄いシフォン生地のネグリジェというよりもロングのベビードール。前にバイブと後ろにローターを入れたまま家の中を歩き回らせている。
住み込みの人間は何人かいるけど、主に厨房横の棟にいるのでコチラの棟には夜の間は顔を見せない。だけど『誰か来るかもしれないね』と耳元で囁いてやると、妻が切ない声を上げて身を捩るのが堪らない。
「ほら、今夜もお盛んだね……きみの父上と義母上は。富美香さんはリングを外して妊娠する気満々らしいよ?今夜当たり、興奮して手が付けられなくなった義父さんの濃いアレを注がれて孕まされちゃうのかな?富美香さんに言わせれば、政弥と義父さんはセックスも似てるんだって?あいつのセックス……覚えてるんだろ?アレが欲しいんじゃないの、澄華は」
「いえ……もう、欲しくないです……あなたの……ご主人様のが、一番……だから、もう……これは……」
先ほどから振動を上げたバイブを取って欲しそうに上目遣いで見上げてくる。
「どうして欲しいの?」
メモリを最強に上げる。
「ひぃっ……!!」
「こうして欲しいんじゃなかったの?」
「ちが……います……とって……ください……」
「取ってどうすればいの?」
「ご主人様の……く……ださい……」
「どこで?」
「こ……こで……お願いっ!もう……」
ポロポロと泣き出す澄華が可愛い。もう完全に僕のモノなんだよね?
「じゃあ、ちゃんと口でして?」
自分のパジャマの中から自分のソレを取り出し、彼女の口に与える。
「んっ……んっ」
必死で銜え、扱き、舌で絡め取る。
「くっ……いいよ……でも、このまま出してもいいの?」
「いやっ……いやぁ……」
「じゃあ、そこに手をついてお尻を向けてお願いしてごらん」
立ち上がるとドアのすぐ横の壁に手をつき、腰を突き出す。
「お願いします……」
「ダメダメ、まずはちゃんとそこを開いて、入ってるモノを自分で取って?」
「ううっ……と、れないの……自分じゃ……だめなの……お願い……ご主人様……」
「しょうがないなぁ……可愛い奥さんの頼みだから、聞いてあげるよ」
自分で捲り上げたその二つの穴に突き刺さり蠢くモノ。前を塞ぐちょっと激しい動きを繰り返すソレをゆっくり前後させながら引き抜く。
「やあぁぁ……」
それだけで軽くイッたのか、ヒクヒクと後ろのすぼみまでヒクつかせて、膝を折る。
「あーあ、イっちゃったの?じゃあ、もうコレいらないかな?」
ぺちぺちと澄華の白い尻をはち切れんばかりの猛った肉棒で叩く。そう、こっちだってそろそろ限界だ。中では富美香さんの感極まって泣きわめくような啜り声になっている。あれはイキすぎてるところを攻められてる時の声だ。アレの後は気を失って失禁したりと凄いことになる……別に彼女と寝たことがある訳じゃない。昔虐めすぎた女性がそうなったのを覚えているだけだ。
「いやぁ……お願い……」
鳴き啜る声で懇願して尻を振る澄華。
「大きな声を出すと、中の二人に聞こえてしまうよ?」
耳元でそう囁くだけで、彼女の身体はびくんと震える。
「ひっ……」
ヒクつくソコへ一気に突き立て、激しく前後させた。
「あぐっ……あぁ……ひゃぁ……ん」
声を出せないように、口を押さえ、腰をえぐるようにしてやると、もう前には行けない彼女が壁に縋り付き、ビクビクと痙攣を始める。僕は急いで着ていたローブを床に敷き、あいた手で前の突起を刺激してやる。後ろのローターもMAXだから、前後させていてもその振動が伝わってくる。
「我慢出来ないの?悪い子だね……」
「もっ……でちゃう……」
夕食の前からずっと排尿を我慢させていたから、そろそろ限界だろう。
「イクの?それともそっちが先?」
「やぁ……お願い……トイレに……いかせて……」
「我慢したらね、イかせてあげるよ?」
そう言いながら、ぎゅうっと下腹を押さえると、一気に彼女の中が収縮して僕をキツく締め付けた。
「射精(だ)してあげるよ……澄華の中に……たっぷりと」
「やっ……やぁあああああっ!」
ぐんと、一瞬大きく張り上げたソレはビクビクと絞り出されるように精を吐き出す。腰の当たりまで振動と射精感で痺れたようになる。
「あっ……くっ」
射精後の敏感になった亀頭を締め付けられ擦るたびに、残った精液がなおも吐き出される。
「あっ……やぁ……」
なま暖かいモノが僕の足を伝わって床に流れ出る。板間でよかったと思うよ。その水分のほとんどは床に敷いたローブが吸い取っていく。
「ああ、コレを忘れていたね」
放心する彼女に追い打ちをかけるように、後ろの穴に納まっていたソレをするりと引き抜いた。
「ひっっ!!」
引き抜いた途端、澄華は仰け反り、白目を剥いて身体をヒクつかせながら痙攣を起こしてしまった。
「くっ……しょうがない、な……」
快感が残るソレを引き抜いて、その身体を抱きしめてやる。
「ひっ……んっ」
「よく頑張ったね」
優しく口づけながら、大量に精を放ったソコをかき混ぜると、再び抱きついてその波を堪えようとする。そこに再び先ほどまで入ってたバイブを納めてやった。
「いやぁ……」
「大丈夫、もう動かさないから。さあ、こんなに汚して……綺麗にして上げようね」
まだわずかに痙攣を繰り返す彼女に濡れたローブを渡して抱き上げた。
「部屋に戻ったら……後ろ、可愛がってあげるからね」
にっこりと微笑むと、妻は怯えた顔をしながらも、恍惚に震えた。
「こんなにしてたら、僕たちにもまたすぐ子供出来ちゃうね?」
数時間後、ぐったりと横たわる彼女の身体を清めながら思わずそう口にしてしまった。
だって、こんなにたくさん注いでしまったのだから……
といっても一人目もなかなか出来なかったから……もうしばらくは楽しめると思うけど。
その数ヶ月後、政弥の所と義父の所に子供が出来たと判ったのは偶然ではない。
すみません……嫌な人は嫌だと思いますが、地下室はなんでもありってことで(汗)
これも愛あればこそだと思っていただければ幸いです。
自分のものだと確信できるからこそできるし、本人は気がついてないかもですが、聞いてるのはたぶん今でもこだわってしまってるコトだと思います。
2012.4更新
素材/C.B.PHOTO