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彼らが後始末をしている間中、あたしのそこはずっと刺激され続けていた。昇ったまま落ちて来れないようで、指先は完全に麻痺していてピクリとも動かせない。
あたしはぐったりと彼に全てを預けている姿勢で快感にゆすられていた。
 
くちゅ
 
甲斐くんの指がゆっくり下着の中に入り込んで、濡れた襞をかき分けて、あたしの中に潜っていくのが判っても、動けないし逃げられなかった。
 
ガチャン
 
ドアが閉められ、ふたりは出て行った。
だけどあたしは動けない。あたしの中には甲斐くんの指が差し込まれたままで、その存在がだんだん現実になっていったから。
 
「委員長、ここ、すごい……」
 
甲斐くんの指は、まだヒクついてるあたしのソコを中からなぞるのをやめない。イッタ後の中を擦られるのは堪らなかった。まだ処女なのに、痛いよりも気持ちよさが勝ってしまう。
あたしはゆっくりと口もとから手を離されて、ようやく大きな息をついたけれども、声を出すことすら出来なかった。
ううん、甘い声なら何度もあげていた。
 
「はぁ……っん」
「気持ちよかった?委員長」
「んっ……ふっはぁ……」
「続き、する?」
 
甲斐くんがそう言ったとき、あたしはなぜ頷いたのか記憶にない。
 
逃げられなかった。
 
身体はもう嘘もつけないほど感じてるし、男の人を欲しがってる。
 
一生せっくすなんか縁がないと思っていた……
これを逃せば、一生涯、機会はないかも……なんて、母親譲りの淫乱な身体が考えたのかもしれない。
例えこれっきりだとしても、甲斐くんは初めての相手に申し分ないだろうと思う。だけどなにより、このままされても、嫌じゃない自分が居たから。
 
立ち上がって鍵を閉めて戻ってきた彼は自分の制服を脱ぐと床に敷いた。
頷いてしまった後、彼が戻ってくるまでにあたしは自分の覚悟を決めた。
一生に一度くらい、身体に正直になってやってもバチはあたらないだろうって無理矢理な考え。例え彼女持ちでも、今はもう関係ないって思っていたかった。あたしみたいなの抱いたって、ただの性欲処理にしか過ぎないだろうし、すぐに忘れるはずだ。
さっきからの愛撫で、たぶん酷いことはされないだろうなって、予感はしていたし、彼の指先は優しかった。すごく慣れてるし、上手いなって思ったもの。
がっつかれて痛い思いだけなんて言うのも避けたかった。だって、はじめては凄く痛いって言うし……
 
あたしを制服の上に座らせると、正面からあたしを覗き込んだ。微妙にずれてしまった黒縁の眼鏡を抜き取って棚の上に置き、そっとキスしてきた。
生まれて初めてのキスがイカされた後だなんて笑ってしまう。
だけど、キスされたことだけでも驚いていた。だって、身体だけ欲しいんなら、キスなんてしないと思ってたから……
唇の上を泳ぐようなキスの後、小さな声で『舌出して』と言われた。
あたしは訳わからなかったけど、少しだけ舌を出すと、そこに吸い付くようにキスしてきて、あっという間に中に入り込んでぐねぐねと中を掻き回した。
「はぁ……う……んっ」
涎が口角から垂れていくのが判る。それを追うようにして舌と唇が首筋に降りていき、あたしは喉を仰け反らせて声をあげた。
 
また身体が震える。
 
少し身体を離して、あたしをじっと見ていた彼は、何を思ったのかあたしの三つ編みを解いた。ぱさりと落ちる髪はかなりの分量で、そのまま寝かせられると床いっぱいに広がった。
それからはだけたブラウスの背に手を回して、背中の下着のホックを外した。その後、あたしをそっと床に寝かせると、上からにっこりと微笑んだ。
 
「委員長のこんな姿、オレ以外誰も知らないんだろうな」
 
そうね、こんな淫乱な姿。たぶん、他の誰にも、一生見られることはない。
 
「それに、この肌……なんだよ、コレ、無茶苦茶、気持ちいい」
 
あたしの首筋や鎖骨の上を手で這い、胸を下から持ち上げるようにして揉んではその先を唇に含んだ。
 
「吸い付くようだな、おまえの肌、すごく白いし……」
 
色白だけは自慢出来る。肌もまあまあ綺麗な方だとは思ってたけど、そんなに絶賛するほどなのかどうか判らない。
胸を吸われながら揉まれ、空いた手が脚の付け根に潜り込み、かき混ぜられて、初めてとは思えないほど濡らしているあたし。完全に開き直ってもいたけれども、もうぼーっとして考えられなくなっている方が強かった。
 
「もっと堪能したいけど、こっちが限界」
 
そう言ってポケットから財布を取り出した。その中から銀の包み。
あ、コンドーム?
さっきの男子生徒もつけてたっけ。そう思って前を見ると、制服のズボンのベルトを外し、ボクサーブリーフを膝まで降ろした甲斐くんの中心をみてしまった。
 
 
無、無理!!!
 
 
あんなの、入らない!グロテスクで、なんかじっくり見れないほどすごく生々しくって、ぴくぴくしてて……
父親とお風呂に入ったことがないから、普通がどうだかなんて知らないけれども、なんだか異様に大きくないだろうか?それともみんなこんなモノなの??
さっきの子も、よく受け入れられたなと、感心する。
あんなモノが入ってくると考えただけで身体は震えるし、怖くなって、あたしは身体を起こして逃げようとして、肩を押されて戻された。
 
「今更逃げるなよな。オレだって、もう我慢出来ないんだから。頼むから、お預けはやめてくれ」
 
あたしは首を振り続けた。
 
「まあ、初めてで怖いだろうけど、諦めろ。今日、この場所に一緒にいたのが運の尽きだな」
 
そう言ってあたしの手を取ってソレを触らせた。
 
「きゃっ!」
 
熱くって、硬くって、生き物みたいに震えてて……これって、あたしが欲しいって言ってる証拠なの?
でも、こんな大きなモノはいらない!!!タンポンですら使ったことないのよ?
 
「濡れてるだろうけど、もうちょっと濡らしてやるよ」
 
そういってゴムの袋を床に置いたまま、あたしのスカートをまくり上げ、一気に下着を引き抜いた。
 
「やぁっ」
「かっわいい声だすな……マジメな委員長さんの声には聞こえないね」
 
足首を掴まれて、さっきの子みたいに広げられ、そのまま誰にも見せたことのないそこに熱い息がかかる。
 
「やっ、ダメ、き、汚い……から……」
「平気、綺麗な色してる」
 
舌が這い、指が差し込まれ、さっき快感を送り込まれたソコが、またうずき始める。
 
「はっ、だめぇ……また、おかしくなる……」
 
突起を吸われて、腰がひきつき、思わず何か言い出しそうになる瞬間、甲斐くんの頭が起きあがった。
床のゴムに手を伸ばして。口にくわえて、ぴっと封を切った。
中から取りだして器用に自分の猛ったモノに被せていく。
やっぱ慣れてるんだ……ちょっと冷めてそう思った瞬間再び足を持ち上げられた。
 
「お願い……やっぱり……」
「泣いてもやめない」
 
最後の悪あがきで懇願してみるけど、ニヤって笑って却下された。
あたしはぎゅっと目を閉じた。もう逃げられないし、こんなに身体を淫らに濡らして言い訳なんか出来ない。あとで無理やりだったなんてことも言えやしないんだから、我慢するしかない。
 
あり得ない経験だけど、いっそ、彼ならいいかなって思えた。
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