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朔より

2人で居れば何でも乗り越えていけると信じています。
幸せになってくださいね。
お2人の幸せを祈ってます。
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このメールへの返信、二人からでいいでしょうか？
式を挙げる挙げないあたりの裏話を盛り込んで．．．

では～

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朔様へ

この度私三谷　浩輔、深沢　奈津美の両名は晴れて夫婦になるために聖○○○教会にて挙式することに相成りました。
奈津美が気を使って式など挙げずに入籍だけでもいいと言ったのですが、僕も奈津美のウエディングドレス姿の彼女を見たいので、亮子さんとも相談して挙式だけでもと言うことになりました。
彼女側にはほとんど親族がいないので、課長や、おばちゃんまで呼んで立ち会っていただくつもりです。
新婦の父役は亮子さんのご主人がしてくださるそうです。
先日初めてお会いしましたが、すごく落ち着いた自然体の素敵な方でした。
亮子さんよりも８つは上で４０にはとても見えなかったのですが、さすが物書きをなさってる方らしくその洞察力には脱帽です。
これからも色々相談にものっていただけると思います。
式の後には会費制でお祝いをしてもらえるそうです。
なんと幹事は中村さんと亮子さんです。
少し複雑ですが、ほんとにいい人なんだなと、今は感謝しています。
本社に戻ったら一度ゆっくり飲もうと誘われています。
中村さんも最近彼女らしい人が出来たらしく、忙しそうだと亮子さんが言ってました。
打ち合わせの最中に何度もメールが入って、しまいには「ちょっとごめん」とかいって彼女のところにいってしまうそうで亮子さんも呆れてます。中村くんらしくないって。それほどメロメロみたいですけど（笑）
改めて、この場で彼女を幸せにすると約束します。
まだ若輩で彼女に生活面でも負担をかけるかもしれませんが、精神面ではもう二度と彼女を苦しめることのないよう、二人でなんでも話し合って行きたいと思います。
僕の本社異動が決まり次第子作りにも励みたいと思ってます。
たぶんすぐ出来ちゃうんじゃないかとおもいますが（笑）

奈津美です。
式は挙げなくてもいいと思ってました。
あたしにはもう両親はいないし、親戚もほとんどありません。
けれどもこんなにたくさんの方に心からお祝いしていただけるのは本当にありがたいことです。感謝しています。
おばちゃんに招待状をもって行ったら、『ぜひいかせてもらうよ』って．．．『わたしゃなっちゃんのお母さん代わりだから』って。
うれしかった．．．おばちゃんがきてくれるのがなにより嬉しい。
今こうして浩輔といられるのもおばちゃんのおかげのような気がするの。
何もかも見透かされてるようだったみたいで．．．あたしの気持ちも。
ほっといたら一生かかっても素直になれないとこだったものね。
ありがとうおばちゃん、この場をかりてお礼を言います。
それからドレスや教会の準備をしてくれた亮子、早智子義姉さん。
どこに相談していいかも判らなくて悩んでた私のために色々ありがとう。

今まで年の差ばかりを気にしていたけれど、もしかしたら浩輔のほうがずっと大人だったかもしれないわね。
あたしもこれからは自分の気持ちに素直になって、思ったことは口に出して言って、二人で話し合って行きたいです。
そして一日でも早く浩輔の赤ちゃんが欲しいです。仕事は続けてもいいよと言ってくれてるので続けるつもりですが、たぶん彼の実家のお世話にもなると思います。みなさんそうしろと言ってくださってますので、出来るとこまでやってみようと思ってます。
その前に彼が本社に帰ってこないとだめですけれどね。
実はあたしも来月から同じ支社に教育指導の名目で派遣されることになりました。
１ヶ月だけですけど、課長の計らいだそうです。

浩輔、あたし素直になるから．．．このまんまのあたしを受け止めてね。
愛してます。もう誰も邪魔できないほどに。
あなたなしなんて考えられなくなっちゃったのよ、責任取れる？

もちろんさ、僕だっておなじなんだから。
奈津美、そのままの君を愛してる。離したくないほど．．．
こんな僕の気持ちをいつも受け止めてくれる君。
これから先もずっと共に歩いて行こう。

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