尊晃 |
「ねえ、いい加減認めてくれないかな?星那も僕のこと好きなんだろ?」 |
星那 |
「な、何で自信たっぷりなのよっ!あたしは、別に…」 |
尊晃 |
「えっ?だって、松屋が星那は間違いなく僕のこと好きだって教えてくれたんだけど?」 |
聖那 |
「ええ?創子ちゃんが??何を根拠に…やだっその手はなによっ!?」
腰を抱かないでってばっ、もう! |
尊晃 |
「ん?根拠は、彼女の勘じゃないのかな?もう、暴れないでくれるかな?」 |
聖那 |
「は、離して…」 |
尊晃 |
「じゃあ、ちゃんと認めてくれたらね?」 |
星那 |
「もう〜〜〜絶対認めないっ!」 |
尊晃 |
「僕が、他の誰かとこんなことシテもいいの?」 |
星那 |
「それは…だ、ダメ。」 |
尊晃 |
「僕も、星那が他の男とこんなことするはの嫌だよ。だったら、僕と…イイデショ?」 |
星那 |
「そ、そんなぁ…」 |
尊晃 |
「だって好きな子が腕の中にいたら、抱きしめたくなるし、キスもしたい。それ以上のことだって、ね?だから、今ロミオをやっていて判るんだ。好きだったら、バルコニーの高さも、家の対立も、決闘もいとわないなんてね。今誰か星那を奪いに来るヤツが居たら、僕は間違いなく決闘を申し込むよ?」 |
星那 |
「よく、そんな臭いセリフ言えるわよねっ!」 |
尊晃 |
「そのセリフ聞いて真っ赤になってるのは、どこの誰かな、ん?」 |
星那 |
「だって、こ、この手が…」
尊晃の手はさっきからあたしの腰に回されたまんまで…逃げられないの… |
尊晃 |
「この手を離したら、すぐにどこかに行ってしまいそうだからね。こうやって捕まえてるんだよ?だって、僕のジュリエットはロミオまで演じてしまいそうな勢いだからね。」 |
星那 |
「ロ、ロミオは…尊晃じゃない…」 |
尊晃 |
「そ、僕で良かった…たとえ演技でも星那に誰かが触れるなんて許せないからね。」 |
星那 |
「ほんと?次はハムレットをやりたいって創子ちゃん言ってたけど…じゃあ、あたしがオフィーリアをやったら、ハムレットは尊晃がやってくれるの?」 |
尊晃 |
「え?ああ、まあ、次ね…既に松屋に約束させられてるんだよ…星那とのこと協力するからって。」 |
星那 |
「ほ、ほんと??さ、さすが創子ちゃん…ただ者じゃなかったのね。」 |
尊晃 |
「ああ、あいつがある意味一番無敵かもしれないな。」 |
創子 |
「はくしょん!」 |
星那 |
「そ、創子ちゃん??」 |
尊晃 |
「松屋っ!いつからソコに…」 |
創子 |
「あちゃ〜バレてしもた。いつからって、さっきからに決まってるやん?」 |
星那 |
「で、出て行ったんじゃ…」 |
創子 |
「そんなもったいないこと出来るかいな。まあ、ここまでにしといたるわ。今度こそ、出て行くけど、明日本番なんやさかいに、壊さん程度に頼むで、生徒会長さん。首筋とか見えるところには跡は残こさんとってや、ジュリエットの衣装結構胸元あいた衣装やさかいにな。」 |
尊晃 |
「大丈夫、学校ではソコまでしませんよ。初めての星那には、じっくりと慣らしてから、ね?」 |
星那 |
「ちょっとまって…もう、やだぁ!!!」 |