インターネットラジオスタジオMASA

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▼Kの隠し部屋 in Studio MASA
<"Kの隠し部屋"紹介>
 このページはkuishinboの屋根裏部屋の"久石ケイ"さんとのコラボレーション企画のページです。 ケイさん原作のラジオドラマをお聴き頂けます。ごゆっくりお楽しみ下さい。
 らぢお+
原作 /  久石 ケイ
イラスト /  ひるね
第三話
 
シナリオ イラスト
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 シナリオ

kuishinboの隠し部屋

WEB DRAMA with studioMASA 〜らぶ・カウントダウン〜3シナリオ版

広瀬 星那  演劇部副部長 ヒロイン担当
一条 尊晃  生徒会長 銀縁眼鏡
松谷 創子  演劇部部長 関西出身のしっかりもの
三輪 鈴音  一条の親衛隊。

効果音
星那 「え?……!!(ドン!)きゃっ…んっ」
★ 効果音(バシッ!)
星那 「な、なにするのっ!」
尊晃 「僕の想いがどれほどか思い知らせてあげようかと思ってね。」
星那 「うそ、もうしんじいられない…」
尊晃 「僕が、君を嫌いだと、思ってた?」
星那 「あ、あんたなんか…!」
尊晃 「嫌いだって言ったらまたキスするけど?」
星那 「もう……知らないっ!」
オープニング (テーマ曲)
効果音 〜練習風景〜(ざわめき)
セリフ
星那 どうしてなんだろう…
キスされても嫌じゃないなんて…何度もされてるから??そ、そんなはずないわ、あたしは、一条くんのことなんて、何とも思って、ないんだから!!
だけど、あのキスの後、カレから本気だって告白されちゃったのよね。今までだったら、ごめんなさいって言って断ればよかったんだけど…何で断れなかったんだろう?
尊晃 「星那、どうしたの?食欲ないの?だったらそのお弁当食べてあげようか?」
星那 「やっ、やだ、食べるわよっ!それより何であたしはあなたとお昼ご飯を一緒に食べてるわけ?」
尊晃 「だって僕たち付き合ってるんだよ?一緒に食べて当たり前じゃないか。」
星那 「ちょ、ちょっとまって!それって…」
尊晃 「ん?本当に付き合ってくれるとは思わなかったけど、僕は嬉しいよ。僕の気持ちを受け入れてくれてね?」
星那 「あ、あたし返事なんかしてないわよっ!」
尊晃 「そう?でも嫌とも聞いてないよ?」
星那 「それは…嫌だっていったら、またキスするって言うから…」
尊晃 「確かに、そう言いましたけど?別に僕はそうじゃなくてもキスしたいけど?」
星那 「だ、だめっ!」
やだ、どうして…もう、すぐに迫ってくるんだからぁ!でも…すごくドキドキする…
な、なんでなの??
  場面転換〜演劇部部室〜
セリフ
創子 「何でやって、抱きしめられてドキドキして、キスされてもいやじゃないってゆうたら、そりゃあもう『好き』ってことやろ?ええ加減に認めたら?星那」
星那 「そ、そんなはずは…」
創子 「ふうん、じゃあ、あいつが星那以外と仲良くしてても構わへんのか?」
星那 「え?あたし以外の…」
わからない…でも考えるだけでもすごくやな感じ…
創子 「それが答えやろ?」
星那 「ううっ、そんなはずないっ!!平気だもん!」
創子 「あの時星那は一条くんと本気でつきおうてないって三輪さんに言おうとしてたやろ?けどホンマにそれをゆうて、あいつが三輪さんの気持ちを受け入れてつきあい始めたらどうする?」
星那 「そ、それは、おめでとうでいいんじゃない?」
創子 「ふうん、つきあうって言うのは、今のあんたらみたいに、一緒に登下校したり、お昼を一緒に食べたり、それだけやない、キスしたりそれ以上のことしたりするんやで?」
星那 「そ、それ以上って…あ、あたしたちまだ高校生だよ?」
創子 「あほやなぁ…そんなん関係あらへんやろ?好きなんやったら、いくとこまでいってしまうやろう。男はまたそう言うのに弱いし、三輪さんなんか受け入れてもらえるんやったら、たとえ遊びでもどこまでも許しそうやんか?」
星那 「そんな、創子ちゃん知ったようなこと言わないでよ〜ってまさか…」
創子 「星那、キスもえっちも経験無いなんて、そんな天然記念物今時少ないで?」
星那 「創子ちゃんっ?いつの間に??」
創子 「あたしは高1の時かな?興味あったからな。けど一条もなかなか慣れてそうで興味あるんやけど、上手いんやったら一回お手合わせしてもろてもかまへんねんけど、星那、ええのん?」
星那 「ど、どうぞっ!だ、だって、あたしは、別に…」
創子 「じゃあ、かまへんねんな?」
星那 かまへんって…創子ちゃん、まさかだよね?
けど創子ちゃんってこう、得体の知れないトコあるし、背が高くって、目が悪いから眼鏡取ると目つきも悪いけど、でも、すごくキレイだし…
でも、でも、まさか…
創子 「ほな、ちょっと生徒会室いってくるわ。」
星那 「え?創子ちゃん…」
まさかとは思うけど…それから、たびたび創子ちゃんは生徒会室へ行ってしまう。練習の間も二人でこそこそ話しなんかしてるし…
まさか、まさかだよね?
場面転換〜生徒会室〜
セリフ
星那 あれ?創子ちゃん…どこ行くんだろ?明日の舞台のことで聞きたかったのに…
あ、た、尊晃…一緒に生徒会室に入っていく…
嘘…まさか…あたしはいそいで生徒会室のドアの前まで走った。そのドアの隙間から二人が見える。
創子 「なあ、ちょっとええか?」
尊晃 「な、なんですか?あなたのちょっとはすごく怖いんですけど?」
創子 「まあ、ええから…」
星那 あれ?創子ちゃんと…一条くん?何してるんだろ??
え?創子ちゃん、腕を尊晃の首に回して…
尊晃 「おい、ま、松屋??」
星那 え?二人…抱き合ってる?キ、キスしそう…やだっ!だめ!!
「やぁ!やめてっ!」
あたしは思わずドアをがらりと開けた。
尊晃 「星那?」
星那 「いやぁ!一条くん、創子にキスしないで!」
創子 「なんで?星那、平気やゆうたやんか?」
星那 「だって、イヤなの…」
創子 「どっちがいやなん?答えてみ?」
星那 「そ、それは…」
創子 「してもええのん?」
星那 「だめっ、一条くんとキスしてもいいのはっ!     あっ…」
尊晃 「星那…?」
創子 「ほら判ったやろ?ほな後は二人でごゆっくり〜」
効果音 立ち去る足音、閉まるドアの音。
尊晃 「ねえ、いい加減認めてくれないかな?星那も僕のこと好きなんだろ?」
星那 「な、何で自信たっぷりなのよっ!あたしは、別に…」
尊晃 「えっ?だって、松屋が星那は間違いなく僕のこと好きだって教えてくれたんだけど?」
聖那 「ええ?創子ちゃんが??何を根拠に…やだっその手はなによっ!?」
腰を抱かないでってばっ、もう!
尊晃 「ん?根拠は、彼女の勘じゃないのかな?もう、暴れないでくれるかな?」
聖那 「は、離して…」
尊晃 「じゃあ、ちゃんと認めてくれたらね?」
星那 「もう〜〜〜絶対認めないっ!」
尊晃 「僕が、他の誰かとこんなことシテもいいの?」
星那 「それは…だ、ダメ。」
尊晃 「僕も、星那が他の男とこんなことするはの嫌だよ。だったら、僕と…イイデショ?」
星那 「そ、そんなぁ…」
尊晃 「だって好きな子が腕の中にいたら、抱きしめたくなるし、キスもしたい。それ以上のことだって、ね?だから、今ロミオをやっていて判るんだ。好きだったら、バルコニーの高さも、家の対立も、決闘もいとわないなんてね。今誰か星那を奪いに来るヤツが居たら、僕は間違いなく決闘を申し込むよ?」
星那 「よく、そんな臭いセリフ言えるわよねっ!」
尊晃 「そのセリフ聞いて真っ赤になってるのは、どこの誰かな、ん?」
星那 「だって、こ、この手が…」
尊晃の手はさっきからあたしの腰に回されたまんまで…逃げられないの…
尊晃 「この手を離したら、すぐにどこかに行ってしまいそうだからね。こうやって捕まえてるんだよ?だって、僕のジュリエットはロミオまで演じてしまいそうな勢いだからね。」
星那 「ロ、ロミオは…尊晃じゃない…」
尊晃 「そ、僕で良かった…たとえ演技でも星那に誰かが触れるなんて許せないからね。」
星那 「ほんと?次はハムレットをやりたいって創子ちゃん言ってたけど…じゃあ、あたしがオフィーリアをやったら、ハムレットは尊晃がやってくれるの?」
尊晃 「え?ああ、まあ、次ね…既に松屋に約束させられてるんだよ…星那とのこと協力するからって。」
星那 「ほ、ほんと??さ、さすが創子ちゃん…ただ者じゃなかったのね。」
尊晃 「ああ、あいつがある意味一番無敵かもしれないな。」
創子 「はくしょん!」
星那 「そ、創子ちゃん??」
尊晃 「松屋っ!いつからソコに…」
創子 「あちゃ〜バレてしもた。いつからって、さっきからに決まってるやん?」
星那 「で、出て行ったんじゃ…」
創子 「そんなもったいないこと出来るかいな。まあ、ここまでにしといたるわ。今度こそ、出て行くけど、明日本番なんやさかいに、壊さん程度に頼むで、生徒会長さん。首筋とか見えるところには跡は残こさんとってや、ジュリエットの衣装結構胸元あいた衣装やさかいにな。」
尊晃 「大丈夫、学校ではソコまでしませんよ。初めての星那には、じっくりと慣らしてから、ね?」
星那 「ちょっとまって…もう、やだぁ!!!」
舞台本番 拍手
創子 「ただいまより、演劇部、生徒会合同による、舞台劇シェークスピアのロミオとジュリエットを開演致します。」
幕間音楽
星那 「おお、ロミオ、なぜ死んでしまったの?わたくしはただ眠っていただけなのに、今あなたの元へ参ります…愛しています、ロミオ……」
あたしは舞台の上で、膝の上に抱きかかえたロミオの唇にキスをする。口の端っこのつもりだったのに…死んだロミオが動くんだもん!
唇にしちゃった…そのとたん会場は大騒ぎ!!
★ 効果音(ざわざわ…)幕が下りる。
尊晃 「僕も愛してますよ、星那。」
星那 死んだふりして覆い被さったあたしの耳元に、死んでるはずのロミオがそう囁いた。
もう…大っきらいだったのに…
「た、たぶん、好きだから…」
尊晃 「イイですよ、今はそれで。その証明は、これからたっぷりとこっちでして貰いますからね。」
星那 幕が下りて、その瞬間抱きしめられたあたしの首筋に…
「ちょ、ちょっと!!」
尊晃 「あはは、僕のモノって印ね?さあ、アンコールの幕が開くよ、3・2・1…
星那 「ラブカウントダウン!」
エンディング
テロップ??
 
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 お詫び&ひとこと
第三話のイラスト、あったかもしれないのですが、どうやら紛失してしまっているようです。
探して、もしあったらアップします><
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