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『感じてるの?委員長……』
 
「はあん、いいよぉ、そこ、いいのぉ……」
 
目の前では女子生徒の胸の先をつまんでぐりぐりと押しつぶしているのが見えた。
ちらっと痛くないのかなと思ったけれども、その答えはすぐにわかった。
『ひ……っんっ!』
自分の胸の先をつままれた瞬間、身体の中心にむかってまた電気が走る。じゅって、音を立てて下着が濡れた気がするほど、お腹の奥の部分に刺激を感じた。
わたしは必死で膝をあわせて、この快感から耐えるしかなかった。
 
目の前の子と同じコトされてる……
錯覚?シンクロ?
 
「あっ、いいっん」
 
彼女が声を上げるたび、わたしの身体も反応してしまいそうなおかしな感覚。
でも、わたしだよ?わたしみたいなの相手にしなくってもいいじゃない!手を出してるのがわたしだってわかったら萎えるでしょう?その事実に早く気づいて欲しかった。
それを必死で後ろ向いて、甲斐くんに訴えるのだけど、彼の唇はわたしの耳を甘噛みし、舌がそこらを這い回っているだけで、一向にやめてはくれない。
一番不思議だったのは、嫌悪感を感じていない自分だった。反対に気持ちよくって、どんどん下半身が疼いてしまっていること。
 
やっぱり淫乱な女の娘は淫乱なんだ……
 
それだけじゃないことも判っている。女の子でも性欲はあるし、性的な興味だってあることも。
自慰行為をしらない訳じゃないし、あちこちを触り続けてるとどうなるかだって……知ってる。
自分がすごくえっちなんじゃないか、って悩んだこともあった。あんな母親の娘だから、とか。
そんな自分をすごく嫌いだった。
見かけはがり勉で、そんな行為毛嫌いしてるように見えても、勝手に手が身体に伸びていく。イヤラしくて、気持ちよくて、大嫌いな行為。なのにしてしまうのは、きっと……
 
母によく似た身体……淫乱な本性。
 
そんな自分を誰かに知られるのがすごく怖かった。
いくら後悔しても、すでに下着は染みを作っているだろうし、胸の先はもう誤魔化し様がないほど硬く立ち上がっている。コレで感じてないと言っても、誰も信じてくれないだろう。
甲斐くんはあいている右手だけで交互に胸を揉みし抱いて、その先も丹念に愛撫していた。
もう、こうなると自分の身体が感じてることを認めるしかなかった。
 
「あぁん、はやくぅ……入れてよぉ」
「まってろ、こっちももう我慢出来ねえ。おまえん中に早く入りてぇよ。オレも気持ちよくさせてくれ。いまゴムつけるから……待ってな」
何かしらごそごそしていた男子生徒が女子生徒の足を大きく持ち上げてその間に入り込んだ。
「それ、おまえの欲しがったのやるよ」
 
『入れるみたいだな』
スッと、甲斐くんの手が降りて横からスカートの中に潜り込んだ。
『え?』
『ここに』
そう思った瞬間、前に回された甲斐くんの指が股間に入り込み、その長い指で敏感な蕾を下着の上から擦りあげられた。
『濡れてる?』
後ろでにやっと甲斐くんが笑ったのが、その声の調子でわかった。
知られたくなかった……
だけど逃げられない現実。どう言い訳したって、こんなシーン見て濡らしちゃう様な淫乱な女だって、思われたってしょうがない。
 
「あん、あぁ……入ってきたーおっきぃのぉ、きもちいいよぉ」
「オレも、たまんねぇ!」
いやらしく動く男子生徒の腰、女生徒の中を掻き回してるのが判る。
 
やっちゃったよ、こんなところで……でもって、触られてる……わたしも……
『ほら入った。気持ちよさそうだな……』
上下するたびに益々濡れて、大きなシミを作りそうなほどのわたしの下着。
縦の筋にあわせてゆっくり動かされ、前の突起に触れた瞬間、身体が跳ねる。わたしは思わず身体を擦りつけそうになっている自分に気がつく。
 
「ああぁん擦れてきもちい、ああっん……」
 
『あ、やっ……』
わたしも、気持ちいい……
 
「あぁぁ、動いてぇ、もっとぉ」
 
『委員長も欲しくなった?』
自分から指を擦りつけたくなるほど気持ちよくて、女子生徒が腰を揺らして哀願する気持ちがわかる。
 
「ダメだって、そんなに締めるなよぉ、気持ちよすぎて、オレ、すぐでちまうぞ?」
「えーやだぁ、いっぱいズコズコしてぇ!」
ジュプ、ジュプ、ぱんぱん
それがなんの音かわたしにでも判る。
揺れる女子生徒の白い脚、ズボンを降ろしてる男子生徒の下半身、女子生徒とちがって筋肉質で、腰を打ち付ける度に形を変える。
 
それを目に映しながら、わたしのソコはずっと、甲斐くんに弄られていた。もう言い訳出来ないほど濡れてるし、感じてる。
誤魔化せないその状態を知られてることがはずかしくって、余計に敏感になっている気がする。
自分が淫乱ですって証明してるようなもので、情けなくって泣きそうになる。だけどそんな感情とは裏腹に、甲斐くんに下着の上から撫でられているだけで何も考えられなくなってしまいそうだった。
『膝立てて』
ぐいっと身体を押されて膝立ちにされ、わたしは甲斐くんの熱い塊を後ろから押しつけられたまま、前から入り込んだ彼の指に、下半身の突起を弄られて、荒い鼻息を甲斐くんの手のひらにかけ続けていた。
 
「ああ、でる、出すぞっ!」
その動きにあわせて彼の腰もわたしにぐいぐい押しつけられる。
 
『あっ……ぁ』
 
「あ、あたしもいっちゃう!!いく、いっちゃうぅ!!!」
 
『ひっ……んぐっ!』
 
女子生徒の悲鳴ような声の瞬間、わたしの突起も激しく擦られ、わたしは生まれて初めて男の人の指でイカされてしまった。
自分では達するよりももっと上の感覚。自分では怖くてすぐやめてしまっていたその先の快感。今まではほんのりとした快感しか得たことがなかったから、その激しい快感は衝撃となって身体を麻痺させていく。
目の前のふたりの動きが、ぴくぴくと余韻を楽しんでいる。甘い声がお互いの名前を小さく呼んでいた。
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